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旬トピ!~Timely Topics in HYOGO~(1)

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兵庫県

◆1[県全域] 暮らしの安心のために自然災害への備えを
各家庭の備蓄の様子を撮影した写真を募集する「我が家の備蓄(びちっく)写真投稿キャンペーン」を10月15日(火)から11月22日(金)まで開催します。備蓄品は1人当たり最低でも3日分、できれば1週間分を確保することが推奨されています。普段から多めに蓄え、食べた分を買い足すローリングストックを心がけましょう。また、自然災害による住宅被害に備えて共済制度への加入もお勧めします。「フェニックス共済」は県内に住宅を所有する人が加入でき、年間5,000円の掛け金で、最大600万円の給付を受けられます。(県防災支援課)

投稿方法など詳しくはこちらを見てね!
※本紙2次元コード参照

問合せ:びちっく写真投稿キャンペーン 県防災支援課
【電話】078-362-4339【FAX】078-362-4459
申込み・問合せ:フェニックス共済(公財)兵庫県住宅再建共済基金
【電話】078-371-1000【FAX】078-371-1010
「フェニックス共済」検索

◆2[播磨] 約70年の歴史ある揖保川の畳堤景観を保ちながら水害を防ぐ
―ひょうごのSDGs 県や県内の企業・団体が進めるサステナブルな活動を紹介―
たつの市を流れる揖保川には、川沿いに連なるコンクリートの枠に畳を差し込むことで増水時に堤防として機能させる畳堤があります。住民の自主防災意識から誕生した、全国でも3河川にしかない特殊な堤防です。(取材・文 本紙編集部)

水害が続く揖保川に堤防を設置する話が持ち上がったのは、1947(昭和22)年。地域住民から「川の景観を大切にしたい」と要望が出たことにより、平時は橋の欄干のような畳堤が検討されました。当時は非常時に各戸から畳を持ち寄ることを前提に、57年までに揖保川沿岸の正條地区など3地区に設置されました。正條自治会では、14年前から毎年6月に設置訓練を行っており、2018(平成30)年の西日本豪雨では住民が協力し合って、253.4mにわたり99枚の畳を挟み込みました。「災害時には住民同士で助け合い、命を守ることが重要。畳堤がある限り訓練を続けます」と会長の桃川典久さんは話します。

・西日本豪雨の際の畳堤。畳は横191cm、縦95cmの本間サイズで、現在は全て自治会等の倉庫で管理されています。

問合せ:国土交通省姫路河川国道事務所
【電話】079-282-8211
「揖保川 畳堤」検索

◆3[摂津(神戸・阪神)] 西宮からヨットで単独世界一周 やり遂げることの大切さを伝えたい
今年6月、ヨットによる単独無寄港無補給での世界一周を日本人最年少の24歳9カ月で達成した木村啓嗣さん。挑戦の経緯や231日間の航海について聞きました。(取材・文 本紙編集部)

Q.ヨットとの出合いは。
高校生の時、体を動かす目的でヨット部に入りました。ヨットで世界一周した白石康次郎さんをその頃に知り、自分もやってみたいと夢見たことを覚えています。卒業後はヨットから離れましたが、神戸で勤務していた頃、休日に新西宮ヨットハーバーや芦屋市の県立海洋体育館で再びヨットに乗るうちに、夢にチャレンジしたいと思うようになりました。

Q.世界一周に挑戦するまでの経緯は。
新西宮ヨットハーバーで(株)浜田の社長と出会い、世界一周の夢を話し意気投合。2020(令和2)年に入社し、会社のプロジェクトとして挑戦が始まりました。1回目は22年11月で、船の故障などにより1週間ほどで断念しました。2回目は必ず成功させる覚悟で船体を強化し、太平洋をハワイまで往復するなど経験値向上のためにトレーニングを積みました。単独で新西宮ヨットハーバーを出発したのは23年10月です。

Q.航海中の思い出は。
孤独な環境でしたが、「無理をしないで」などSNSを通じた温かいメッセージに助けられました。嵐の後の朝焼けといった美しい景色を一人きりで目にした時には、日常生活で誰かと感動を分かち合えることがいかにありがたいかよく分かりました。

Q.今後の目標は。
今回の経験を自分だけのものにせず、やり遂げることの重要性を講演や体験会などで子どもたちに伝えていきたいです。

木村啓嗣(きむら・ひろつぐ)さん
1999(平成11)年大分県生まれ、西宮市在住。高校時代にヨット部に所属し、卒業後は海上自衛隊へ入隊し潜水艦勤務となる。ヨットでの世界一周に挑戦するため退官し、2020(令和2)年に(株)浜田に入社。24年、単独無寄港無補給世界一周チャレンジを達成。

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