◆4[県全域]「武者修行」1期生が海外での体験を発表
本年度から始まった「高校生チャレンジ留学~HYOGO高校生『海外武者修行』応援プロジェクト~」は、県が官民協働で高校生の夏休みの留学を後押しする取り組みで、10人が海を渡りました。10月27日に神戸市内で「帰国後報告会」を開催し、参加者が留学先での成果を発表しました。(県国際課)
◇留学生活で印象に残ったこと
(1)留学先(2)留学の主な目的
・ダンス×韓国 遠藤奈央さん
(1)韓国(2)K-POPの名門スタジオでプロダンサーからダンスを学ぶ
ダンスはもちろん、メイクやファッションなどKカルチャーをトータル的に学べたことは、日本のスタジオでは味わえない得難い経験になりました。
・ラグビー×ニュージーランド 石井仁さん
(1)ニュージーランド(2)ラグビー強豪校で技術を磨き、英語力も高める
日本では部活か仕事(プロ)でしかラグビーをしませんが、ニュージーランドでは遊びとして公園で気軽に楽しまれています。ラグビーのもう一つの世界を見た気がしました。
・貧困・教育課題×フィリピン 野上真輝さん
(1)フィリピン(2)現地大学生と貧困や教育課題などについて考える
現地の子どもたちと楽しい時間を過ごすうち、途上国支援とは「何かをしてあげる」ではなく、「一緒にこの場所を良くしていく」という姿勢が大事だと思いました。
◇プロジェクトの概要
高校生のうちにグローバルな視点を身に付けるため、県内の高校に通う生徒を対象に夏休みの留学費を補助(上限50万円)する制度。生徒自身が留学先を決め、現地ではスポーツや芸術、社会貢献など興味のある分野の活動や研究に取り組むとともに、県のアンバサダーとして兵庫の魅力をPRします。来年度は4月ごろまでに募集開始の予定※。詳しくは県ホームページで確認してください。
※議会の予算議決をもって実施
≪本年度の留学先・分野の内訳≫
地域別:
アジア 4人
ヨーロッパ 1人
北米 2人
オセアニア 3人
分野別:
スポーツ 2人
芸術 1人
社会貢献 4人
地域産業 1人
ビジネス 2人
問合せ:県国際課
【電話】078-362-3026【FAX】078-362-3961
「兵庫県高校生チャレンジ留学」検索
◆5[摂津(神戸・阪神)]神戸の復興のシンボルとしてリーグワン優勝を目指します
兵庫県、神戸市を活動拠点とするラグビー・リーグワン1部のコベルコ神戸スティーラーズ。神戸市北区出身の日和佐篤さんに、12月21日(土)に開幕する今シーズンの意気込みや地元への思いを聞きました。
(取材・文 本紙編集部)
◇日和佐篤(ひわさ・あつし)さん
1987(昭和62)年神戸市北区生まれ。5歳の時に兵庫県ラグビースクールで競技を始め、報徳学園高校、法政大学を経てサントリー、サンウルブズで活躍後、2018(平成30)年コベルコ神戸スティーラーズに加入。ポジションはスクラムハーフ。代表キャップ数は51。
Q.どのようなチームですか。
真面目と楽しさが合わさっている印象です。ラグビーをする時は真剣にプレーするけれども、ハロウィーンにはみんなで仮装して練習するなど楽しむ時はしっかり楽しみます。このチームに来て、ラグビーだけではない部分も多く学びました。
Q.チーム内で震災の影響を感じることは。
もともと神戸製鋼所ラグビー部として創部されたこともあり、1月17日が近づくと毎年、震災から立ち上がる神戸製鋼を題材にしたテレビ番組を全員で見て、復興のシンボルとして自分たちがどう在るべきかを話し合っています。震災から30年の節目を迎え、次のステージに向かう神戸の街と共に、チームも大きく羽ばたきたいという気持ちです。
Q.観戦時に楽しむポイントは。
ラグビーには背が高い、横に大きい、足が速いなどさまざまな選手がいて、誰にでも活躍の場があるのが魅力です。試合を生で見ると、選手同士がぶつかる時の音や指示を出す叫び声など、体で感じるものがあると思います。ぜひ、五感で楽しんでほしいです。
Q.2024-25シーズンへの意気込みは。
チーム内の競争に勝ち、試合に出たら責任とプライドを持ってプレーしたいです。よく通る大きな声と素早い動きに注目してください。チームが目指しているのは、もちろん日本一。応援よろしくお願いします。
◇県民応援デー
「震災パネルなどの展示も」
2025(令和7)年1月19日(日)のホストゲーム(浦安D-Rocks戦)の自由席エリアを、優待価格で販売します。
対象:県内在住の人
場所:ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)
定員:6,000人(抽選)
料金:300円(手数料など別途必要)
申込み:25年1月5日(日)23時59分までにでコベルコ神戸スティーラーズへ(1人最大6枚まで応募可)
問合せ:県スポーツ振興課
【電話】078-362-9438【FAX】078-362-4022
◇プレゼント
コベルコ神戸スティーラーズ観戦ペアチケットと日和佐篤さんのサイン入りスポンジボールのセットを5人にプレゼント
応募方法は本紙7面へ
※チケットは25年2月1日(土)のホストゲーム(リコーブラックラムズ東京戦)の自由席エリア2枚セット
◆6[県全域]県内の農家が学校で食育授業 有機農産物を使った給食も
県では、農家支援のため県産有機農産物の活用を進めており、その一環として、有機農業者が学校給食の食材を提供し、児童・生徒や栄養教諭等に対して食育の授業を行っています。有機農産物の特徴や環境への負荷が少ない農業の価値、生産者のSDGsの取り組み等への理解の促進を目指し、県内各地で実施しています。
(県流通戦略課)
《伊丹市立西中学校で食育授業を実施》
10月24日、養父市の有機農業者3人が登壇し、1年生を対象に食育の授業をしました。世界の食料事情や農業の現状を説明し、有機農業を始めたきっかけや思いなどを語りました。講師を務めた田村和樹さんは「子どもたちが分かりやすい話しぶりを意識しました。有機農産物以外も悪いところばかりではないので、それぞれのメリットとデメリットを伝えるようにしています」と話します。
◇生徒のコメント
今日知ったことを家族に話し、有機農産物も食べるようにしたいです。
問合せ:県流通戦略課
【電話】078-362-3444【FAX】078-362-4276
<この記事についてアンケートにご協力ください。>