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旬トピ!~Timely Topics in HYOGO~(1)

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兵庫県

◆1[淡路]淡路島の風土が育んだ線香産業と香りの文化に触れられます(今月の表紙)
―ひょうごフィールドパビリオン 2025年大阪・関西万博に向けたSDGs体験型プログラムを紹介―
淡路島の線香製造は1850(嘉永3)年ごろ、西岸の江井浦(現淡路市江井地区)の人々が泉州堺の職人から技術を学んだのが始まりです。原材料の搬入や製品の積み出しに便利な良港に恵まれ、播磨灘から吹き寄せる季節風が線香の乾燥に好適だったこともあり、一大産地へと発展。現在では国内トップの生産量を誇ります。兵庫県線香協同組合では子どもから年配の方まで幅広い層に香りの文化に親しみ、線香産業を育んだ地域の魅力を知ってもらおうと、工場見学や職人体験、お香や香水作りなど多彩なプログラムを企画しました。線香の香りが漂う江井地区の散策もお勧めです。
(兵庫県線香協同組合事務局 谷口太郎さん)

◇プログラムの一例
※いずれも要予約
・大人のお線香職人体験
料金:(株)5,500円
場所・問合せ:淡路梅薫堂
【電話】0799-86-0065

・お香の歴史と文化に触れる、薫寿堂お香づくり体験
料金:1,000円
場所・問合せ:(株)薫寿堂
【電話】0799-85-1301

・世界にひとつ、あなたの個性が香るボタニカル香水づくり
料金:3,800円
場所・問合せ:パルシェ香りの館
【電話】0799-85-1162

※プログラムの詳細や予約方法等は専用サイト「あわじフレグランス」で確認してください。また、同組合に体験したい内容(工場見学やガイドツアー等)や滞在時間、人数を伝えれば、オリジナルのプログラムを組んでもらえます

・線香作りには職人の技量を求められる工程が多くあります。押し出し機から出てくる線香を板で受け、切り落とす「盆切り」。軟らかい線香を板に隙間なく並べ、真っすぐに仕上げます。成形後の乾燥作業。窓を開け閉めして風量を調節します。
・お香作り体験は家族で気軽に楽しめます。
・パルシェ香りの館で人気の香水作り体験。24種類の天然精油から好きなものを選んで調合します。
・旧江井小学校の校舎を活用した複合施設「eito(エイト)」では、昭和30年代の江井地区を再現したジオラマを展示しています。

◇線香「Invitation」を10人にプレゼント
ひょうご五国(5カ所)のフィールドパビリオンの香りをイメージした5種類各5本入り
応募方法は本紙7面へ

問合せ:兵庫県線香協同組合
【電話】0799-85-1212【FAX】0799-85-0603
「あわじフレグランス」検索

◆2[摂津(神戸・阪神)・県全域]高温に強い県オリジナル米が来年度デビューします
県南部で主に栽培されている米の品種キヌヒカリは暑さに弱く、農家の皆さんが丹精込めて作っても、暑さにより米が白く濁る未熟粒などが発生しています。そこで2016(平成28)年度からJAグループ兵庫と一緒に、キヌヒカリに代わる高温に強い新品種の開発に取り組んでいます。まずいろいろな品種を交配して3年かけて1万系統を作り出し、そこから2年で70系統を選抜。6年目からは食味試験や実際に生産者のほ場で栽培する現地実証などもしながらさらに選抜を重ね、現在は2系統まで絞り込みました。一番大変だったのは猛暑の環境をガラス温室に再現すること。温度を1日平均28度から29度に自動で調整できるシステムを開発し、高温に強いものを確実に選んでいきました。本年度中に1系統に絞り、来年度には一般栽培を開始する予定です。
(県立農林水産技術総合センター 篠木佑さん)

・屋外(上)はもちろん、高温に対する強さを判断するためガラス温室(下)で栽培。
・最終候補の91号と92号。同じ条件で栽培したキヌヒカリの整粒(※)率58.7%に対し、91号は77.0%、92号は80.7%と高温耐性に優れています。
※整粒…被害粒や未熟粒などを除いた整った粒のこと
・昨年12月の試食会には米卸売業者も参加し、食味や品質について意見交換。

問合せ:県立農林水産技術総合センター
【電話】0790-47-2412【FAX】0790-27-8433
「兵庫県立農林水産技術総合センター」検索

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