◆3[摂津(神戸・阪神)・県全域]五国について学び続け故郷をもっと好きになろう
特色ある五国の魅力を発見し、兵庫愛を深めてもらうことを目的に県立兵庫津ミュージアムが主催する兵庫学検定。2月の第1回に続き、8月には第2回が実施されます。検定を立ち上げた経緯や内容について、同館の名誉館長で兵庫学検定委員長の田辺眞人さんに聞きました。
(取材・文 本紙編集部)
Q.兵庫学検定の狙いは。
地域について学ぶと、「兵庫県ってすごい所なんだ」と愛着が湧き住み続けたいと願いますし、「こんなにすごいのなら行ってみよう」と他地域を訪れるきっかけにもなります。結果、人口流出にブレーキがかかるとともに観光面の刺激となり、地域の活性化につながります。兵庫を元気にしてくれるものと期待を込めて立ち上げました。
Q.どのような検定ですか。
県内の自然や歴史、文化などに関して出題するもので、今後は毎年8月の第1日曜に実施します。全ての受検者は初級からスタートし、合格を重ねることで中級、上級、初段、二段とステップアップします。合格者には兵庫津ミュージアムの入館料やイベント料金の優待などの特典もあります。
Q.県民の皆さんにメッセージを。
この機会に五国について学び、兵庫の魅力を再発見してください。昇級を目指し学び続け、故郷をもっと好きになってほしいです。
・「落とすための問題ではないので、勉強すれば結果は付いてきます。ぜひ挑戦してください」と田辺さん。公式テキスト「ふるさと兵庫魅力発見!」(550円)は各書店、兵庫津ミュージアムで販売中。
◇本紙読者編集員も第1回を受検しました
公式テキストで初めて知ることが多く、もっと知りたいと新聞やテレビで取り上げられる兵庫の話題に注目するようになりました。印象に残ったのは、学生時代に読んだ小説の問題。主人公のモデルが兵庫県出身と分かり、作品に親近感を覚えました。
(本紙読者編集員 田上円さん)
[第1回兵庫学検定から]
日本アルプスの単独行(一人で登山すること)に挑み続けた社会人登山家の加藤文太郎は、但馬の浜坂(現在の新温泉町)出身である。この加藤をモデルとして作家の新田次郎が書いた小説は次のどれか。
A『孤高の人』
B『嘆きの氷河』
C『月下美人』
D『真夜中の太陽』
(正解は紙面下に掲載)
第1回兵庫学検定からの答え:A
◇第2回兵庫学検定
合格者特典=兵庫津ミュージアムの事業優待(1年間)、協賛事業所での優待(1年間)
協賛事業所:神戸クルーズ船「コンチェルト」、神戸ポートピアホテル、有馬温泉「銀水荘兆楽」、芸妓カフェ「一糸」など
対象:小学生以上
日時:8月4日(日)11時~(受け付け10時~)
場所:
(1)県立兵庫津ミュージアム、イオンモール神戸南(神戸市兵庫区)
(2)県立総合教育センター(加東市)
(3)豊岡市民会館
(4)柏原自治会館(丹波市)
(5)洲本市文化体育館
定員:(1)250人(2)100人(3)(4)(5)50人(いずれも先着)
料金:一般3,000円、U22(小学生~22歳)500円
※グループ受検(大人2人以上)、ミュージアム倶楽部員は2,500円
申込み・問合せ:6月1日(土)~30日(日)に申し込み
※申し込み方法など詳細は同ミュージアムホームページで確認してください
【電話】078-651-1868【FAX】078-651-1869
「兵庫津ミュージアム 兵庫学検定」検索
◆4[但馬]収穫期を迎える神鍋高原キャベツをとことん楽しむイベントを開催
かつて活火山だった神鍋山の麓に広がる高原では、神鍋高原キャベツが6月上旬に収穫の最盛期を迎えます。冷涼で昼夜の温度差が大きい気候を生かし、火山灰土に腐葉土を混ぜた土壌で栽培、シャキシャキとした歯応えと甘みが特長です。環境に配慮し、化学肥料や農薬を減らした生産方法、優れた品質などから兵庫県認証食品の「ひょうご推奨ブランド」に認証されています。6月16日(日)には、道の駅「神鍋高原」で「第16回神鍋高原キャベツまつり」が開催されます。キャベツの特売のほか、丸かじり大会など、キャベツづくしの企画が盛りだくさん。取れたてのおいしさを味わえます。
(道の駅「神鍋高原」川辺麻紀さん)
・キャベツ運びは小学生までの子ども限定で開催。雨天の場合は中止です。
◇第16回神鍋高原キャベツまつり
日時:6月16日(日)10時~15時
場所:道の駅「神鍋高原」(豊岡市日高町栗栖野59-13)
問合せ:道の駅「神鍋高原」
【電話】0796-45-1331【FAX】0796-45-1338
「神鍋高原キャベツまつり」検索
◆5[但馬]手形を刻んだ木の盾を制作子どもの成長の記録に
香美町にある木の殿堂は、森や木の魅力を紹介する自然学習施設です。1月下旬から新しい取り組みとして、来場した子どもを対象に手形や足形を切り出した木製の盾を制作・販売しています。昨年の秋、イベントに参加した子どもたちにプレゼントしたところ好評だったことから、商品化を決めました。素材は軽くて加工しやすいイエローポプラで、15cm四方の板に手や足の形を書き写して電動糸のこでくり抜き、もう1枚の板と貼り合わせます。手足の部分は取り出すことができ、周囲に名前や日付の焼き付けも可能です。遊びに来て、木に成長の記録を残しませんか。
(木の殿堂副館長 池田行夫さん)
・完成まで約1カ月。受け取りは手渡しもしくは郵送で対応しています。1個2,500円。
問合せ:兵庫県木の殿堂
場所:香美町村岡区和池951
【電話】0796-96-1388【FAX】0796-96-1390
「木の殿堂 子どもの手形」検索
<この記事についてアンケートにご協力ください。>