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自治体の皆さまへ

他人事ではありません!地域で「高齢者虐待」を防ぎましょう

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兵庫県たつの市

令和4年度にふくし総合相談窓口に寄せられた虐待の通報・相談は、延べ54件でした。
令和3年度報告によると、兵庫県内では養護者による高齢者虐待に関する通報が1,928件あり、その内765件に虐待の事実がありました。

◆虐待の自覚がないことも
高齢者を介護する家族の負担は大きく、介護疲れやストレスなどから虐待が始まるケースも少なくありません。

◆介護を抱え込まないで
介護は長期に渡ることも多く、家族だけで頑張るにも限界があります。さまざまなサービスや制度を利用して負担を軽減するようにしましょう。また、周りの人が養護者の負担を知り、温かい言葉をかけたり、手を差し伸べたりすることが大切です。

◆5つの高齢者虐待とサイン
高齢者虐待の定義とよくあるサインを知り、早期発見に努めましょう。

65歳以上の高齢者に対して介護をしている家族や要介護施設従事者等による次のような行為を「高齢者虐待」といいます。
◇身体的虐待
なぐる、ける、拘束するなど身体的苦痛を与える行為
・身体に小さな傷が頻繁にみられる。
・傷やあざの説明のつじつまが合わない。

◇心理的虐待
威圧的な言動、無視、嫌がらせなどで精神的苦痛を与える行為
・不規則な睡眠(眠りへの恐怖、過度の睡眠等)を訴える。
・無気力、あきらめ、投げやりな様子など。

◇ネグレクト(介護・世話の放棄・放任)
食事、入浴などの世話を放棄または放任する行為
・住居が極めて非衛生的または異臭を放っている。
・適度な食事を準備されていない。
・明らかに体調不良だが、医師の診断を受けていない。

◇経済的虐待
財産やお金の無断使用や生活に必要な金銭を渡さない行為
・年金や財産収入等があるのに、お金がないと訴える。
・お金があるのに、サービス利用料や生活費が払えない。

◇性的虐待
本人の嫌がる性的な行為やその強要を行うこと
・生殖器の痛み、かゆみを訴える。
・医者や保健・福祉の援助を受けることをためらう。

◆もしかして虐待かもと思ったら
虐待は誰にでも起こりうる身近な問題です。
高齢者虐待は、早い時期に第三者が介入するなどして、虐待の悪循環を止めることが大切です。「もしかして虐待かも」と思ったら、ためらわずご連絡ください。

問い合わせ:ふくし総合相談窓口(高齢者虐待相談・通報窓口)
【電話】64-3270

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