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人権文化の創造をめざして-学ぼう人間の尊厳-

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兵庫県たつの市

◆「人権文化をすすめる市民運動」中央大会
8月6日(日)、赤とんぼ文化ホールで、約千百人の参加を得て、「人権文化をすすめる市民運動」中央大会(市・市教育委員会・市民主化推進協議会主催)が盛大に開催されました。
オープニングアトラクションでは、龍野東中学校吹奏楽部による手話と歌を交えた素晴らしい演奏が響き渡り、参加された皆さんを魅了しました。
記念式典では、まず山本実市長が「人権問題が多様化・複雑化する中、たつの市部落差別解消推進基本計画に基づき、すべての市民の人権が尊重される人権文化のまちづくりを進めていきます」と、根本親良民主化推進協議会会長からは「人権が保障されているからこそ、私たちの生活は豊かで幸せなものになっています。今後もすべての市民の人権を大切にするまちづくり・人づくりに取り組んでいきます」と、それぞれ挨拶がありました。
人権作品(ポスター・作文・標語)の入賞作品表彰に続き、作文の部で市長賞を受賞した誉田小学校6年森岡愛莉さん、龍野西中学校3年赤松玲依さん、龍野高等学校2年酒井優來さんの作文朗読がありました。森岡さんは、今なお続く戦争の不合理さを自分の身の周りの人権にかかわる問題と関連づけて考え、戦争に限らず自分事として真剣に考えたり正しく知ったりすることが大切であると発表し、赤松さんは、学校の校則の見直しをきっかけに人権について考え、人権を自分勝手な自由としてふりかざすのではなく、常に深く考え、守る努力が大切であると発表しました。酒井さんの作文(代読)では、同性愛者である友人と今の社会を見つめる中で、多種多様な価値観や考え方を認め合うことで、一人一人がその人らしく幸せに生きる世の中をつくっていきたいと発表がありました。
記念講演では、アーティスティックスイミング元日本代表の石黒由美子さんから、「夢をあきらめない」と題して、大きな交通事故の後遺症に苦しみながら、オリンピックの大舞台に立つ夢を叶えたご自身の経験をもとに、周りの人たちや支えてくださる方に思いやりや感謝の気持ちを持つこと、夢をあきらめずに努力を続けることの大切さをお話しいただき、大きな感動と勇気をいただきました。

問い合わせ:人権教育推進課
【電話】64・3182

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