市長モリテツのほっとトーク June 2023

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輝く「SDGs未来都市」を目指して
-誰一人取り残さない、そして住み続けられるまちへ-
三田市長　森哲男

この度、三田市は内閣府から「SDGs未来都市」に選定されました。「SDGs未来都市」とは、地方自治体の中から優れたSDGsの取り組みを提案する自治体が選定されます。全国の1700余りの自治体から、2024年までに210自治体が選定される予定です。
三田市が提案した取り組みは、千丈寺湖周辺の活性化を推進力に、SDGsの理念を活かしたまちづくりを進めようとするものです。
千丈寺湖は、ニュータウン開発で増加する市民の暮らしを支えるため、水道用水・治水を目的に整備された青野ダム建設により生まれた人造湖で、「三田成長の礎」とも言えるものです。湖畔は、北欧の湖を彷彿とさせる風景だと感じています。この景観は千丈寺湖の魅力の1つですが、ここは都市と農村が隣接する結節点であり、里山、水、風の恵みを享受できるなど数ある魅力が存在します。これらの魅力は、子どもたちをはじめ多くの市民にとって、SDGsを学び、実践する場としても希少な地域資源であります。
こうした可能性を秘めた千丈寺湖周辺を活かし、2030年を目途に、(1)新規就農をはじめさまざまな起業に挑戦できる「職住近接のまち」の実現、(2)子も孫もいつまでも住み続けられるとともに移住先として選ばれる地域コミュニティの実現、(3)豊かな自然が隣接する良質な住環境を守り抜くゼロカーボンシティの実現を目指し、プロジェクトを実施していきます。
実施にあたっては、市役所組織の縦割りを排除した執行体制の確立に加え、市民団体および事業者などとの連携、さらには広域的な他の自治体との連携・協力が欠かせません。
そして、何より大切なのは、市民一人一人のSDGsへのご理解とご協力です。2月に開催した高校生議会でも「SDGs未来都市」に選ばれるまちになってほしいという提案がありました。今回の選定を契機に、市民の皆さんには市が呼びかけている「わたしのSDGs宣言」へ積極的に参加いただきたいと願っています。そして、多くの方に「SDGs未来都市三田」を誇りに感じていただけるよう、地球共通の課題であるSDGsの目標達成に向け、皆さんと共に進めていきます。

■Mayor’s Photo Diary