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【TOPICS_01特にお知らせしたいこと】市長と市民の地域医療市民会議結果報告(2)

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兵庫県三田市

■市民の皆さんの意見と市長の回答
市長との意見交換会での参加者の意見と市長の回答を、再編統合に賛成・反対・どちらでもないに分類して掲載しています。
※意見・回答は一部抜粋・要約しています。

〔賛成〕
▽近くで高度医療を受けたい六甲山を越えて神戸大学医学部附属病院などに行かなくてもよいように高度医療を提供してくれる病院を近くに作ってほしい。
市長の回答:済生会兵庫県病院と再編統合した場合、新病院の診療科によっては、2.5次医療ぐらいのレベル感になるだろう。今ある双方の病院より、高度な医療になり、診療科が増えることも再編統合のメリットである。
▽24時間救急を守るために
いざ救急車で運ばれた際に、受け入れを断られないように、24時間対応可能な救急医療体制を確保することが重要。
市長の回答:救急搬送における課題は、市民病院でも受け入れができない場合があること。救急搬送が受け入れられず、助かる命も助からないという患者をできるだけ減らしたい。
▽医師確保のために
優秀な医師を継続的に確保できるという意味では、(再編統合は)やむを得ないのかなと思う。
市長の回答:今後20年、30年、どのように急性期の病院を守っていくのか、このタイミングでしっかりと決めなければならない。

〔どちらでもない〕
▽情報発信がなかった
今まで、情報が少なかったので判断できなかった。今日はここに情報を聞きに来た。
市長の回答:今まで市からの情報が十分に行き届いてなかった。情報発信していたとしても伝わっていなければ意味がない。今後は病院問題に限らず、さまざまな形で情報を発信する。
▽アクセスが不安
再編統合して良い病院ができるのはいいが、交通アクセスが不安。特に、高齢者になると大変厳しい状態になる。
市長の回答:再編統合した場合、三田市民がこれまでより公共交通機関やシャトルバスの運行、官民連携による新たな交通・移動手段を使って行き来できるアクセスを考える。
▽現市民病院の跡地はどうなる
現三田市民病院の跡地はどのように活用するのか。現段階で、どのようなビジョンがあるのか知りたい。
市長の回答:地域医療の充実化の観点から、仮に再編統合した場合は、市内で不足している回復期病床の確保を含めた跡地活用の部分をしっかりと考える。

〔反対〕
▽三田市の財政負担が不安
三田市の人口も減る中で再編統合による莫大な借金が次世代に残っていく。三田市で子育てしたいと他市町村から移ってきた途端に借金、これで果たして三田市に人が来るだろうかという疑問もある。
市長の回答:借金を次世代の子どもや孫に残すという危機感もあるが、今の三田市民の命を守ることも大切であり、両方をしっかりと検証した上で慎重に判断していきたい。
▽現在の整備候補地しかないのか
三田市内に病院を建てるのが無理だという流れで、再編統合の問題は始まっていると思う。済生会兵庫県病院が三田市民病院を現在の場所で、指定管理者として運営するという道はないのか。
市長の回答:仮に再編統合する場合、済生会兵庫県病院は再編統合のパートナーなので、相手の意見も聞かないといけない。また、済生会を利用する患者さん、神戸市の地域住民の事も考えなくてはいけない部分がある。
▽現地建替や充実はできないか
今の市民病院なら、建設の借金がほぼ終わるというところで、医療機器を新しくして病院を残す道をどうして今まで考えてくれなかったのか。
市長の回答:今の場所で残すことができれば、もちろん良いと思っている。しかし、現地建替には色々条件があり、今の診療レベルで50年後も残せるのかと言えば厳しい。

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