―学生×地域―
「楽しい!」から三田への愛着を子どもたちがふと思い出すまちに
■あ、みっけ!
山下奈々美(やましたななみ)さん 関西学院大学2年生
「三田を、今の子どもが大人になっても帰ってきたいと思うまちにしたい」と考え、思い出となるイベントの企画などに取り組んでいます。
きっかけは、県外にある地元への帰省。人口減少が進み、母校も廃校になるなど、懐かしい風景が様変わり。大好きなまちなのに、なぜか「もう居場所がない」ように感じてしまって。地元を離れても、「いつか帰ってきたい」と思う人が多くいたら結果は違っていたかな―その思いから、子どもたちの「心のふるさと」を作りたい!と決意。大学進学で色んな縁をいただいた三田で活動を始めました。
三田をフィールドに選んだのは、「人のあたたかさ」が地元と重なるから。困ったときに手を差し伸べてくれる、悩んだときにすぐ相談できる大人がたくさん。それが三田の一番の魅力。仲間と作り上げたイベントが、子どもたちが大人になっても忘れられない楽しいものになれば、「帰ってきたいまち」につながると信じています。
■活動を支える大人
川原弘(かわはらひろし)さん(有馬富士公園管理事務所)
▽新しい風が吹き、公園全体の活気へ
「三田の魅力を発信したい」という熱い思いが十二分に伝わってきました。何より驚いたのは企画力!限られた資金と時間の中で、工夫するアイデアが素晴らしくて。有馬富士公園の住民グループを紹介したことで、活動の輪がさらに広がりつつあります。この勢いで、公園全体の盛り上がりにつながればうれしいですね。
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