■今年を振り返って
三田市長 田村克也
今年も酷暑で、日中の最高気温が30度を超える「真夏日」の日数が各地で過去最多を記録しました。その中で三田が誇る農畜産物を生産される皆さんは大変ご苦労されたことと、感謝と敬意を表します。
さて、この一年の市政を振り返ると、4月に公民連携推進課を創設したことにより、企業や大学などが有するアイデア・知見・ノウハウを生かした取り組みがさまざまな分野で始動するとともに、新たな仕組みづくりにもチャレンジできました。これからも神姫バス(株)や神戸大学などの多くのパートナーとの協定などを生かし、地域や市民の皆さんとともに新しい三田を創造してまいります。次に大きな一歩であったと感じているのは、再三にわたり改善の申し入れを行っていた「市議会議員による市職員へのハラスメント」の問題です。8月に市議会でハラスメント根絶条例が制定されたことは、職員が安心して市民のために職務を遂行できる環境を守るうえでとても大きな一歩でありました。
市職員とともにこの1年間「こどもを核としたまちづくり」を進めてきましたが、まだまだスピード感が足りないと感じています。繰り越されてきた課題や社会の変化に、これまでの行政の考え方、価値観では対応できなくなっています。市職員には課題を解決するため、前例のないアイデアや実現へのスピード感を意識し、成長してほしいです。職員がチャレンジする勇気を持てるよう私自らが先頭に立ち、職員育成を進めてまいります。また、多くのご意見をいただいている植栽などの美観についても、現状の改善に注力しています。
いよいよ師走を迎え、恒例の「三田国際マスターズマラソン」を開催します。近年、参加者が減ってきた中、目標の3千人を上回る3426人の申し込みがあり、多くのランナーが三田を駆け抜けます。皆さんのあたたかい声援をお願いします。
■Mayor’s Photo Diary
10月31日:自動運転バスに試乗。運転手不足解消などを目指し、新三田駅~ウッディタウン間の路線で実証実験
11月1日:友好都市・鳥羽(とば)市の市制施行70周年記念式典に出席し、お祝いのあいさつ(鳥羽市内)
11月2日:さんだ農業まつりで子どもたちとじゃんけん大会。賞品はふるさと納税返礼品の「純金しおり」
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