8月号の特集「シセツのコレカラ」で、さまざまな課題を抱える公共施設を、時代に合った質と量へと見直していくことをお伝えしました。
今号は、より具体的に、公共施設を未来へ残していくために必要となる「受益者負担」についてお伝えします。
■現状は…
▽人口規模に合わない
人口増加期に建築したため、今の人口では施設の規模が大きいところも…
▽税金での負担大
施設の利用が減り、維持管理費の公費負担が増大
▽ニーズに合わない
少子化や高齢化が進み、必要なサービスの質や量が変化!
▽施設が老朽化
まちの成長にあわせて集中的に建てた施設が一斉に老朽化!
▽お金がかかる
改修や建て替えに多額の費用がかかる上、人件費や物価高騰などの影響が…
▽つまり…
・今のままでは施設の維持が難しいってことだニャ
・そこで規模や機能を将来に合わせていくのが「公マネ」だチュ!
■例えば…
・維持費も紹介したチュ~
・そうだったニャ。維持費って高いのニャ…
▽市民センター
・市内に8カ所
・維持費年間約1.7億円
▽郷の音ホール
・築17年
・維持費年間2.5億円
■施設を維持するために
▽費用は誰が負担しているの?
施設の維持管理にかかる費用は、市民が納める税金など(公費負担)と、利用者が負担する使用料など(受益者負担)で負担しています。
▽今、負担の割合はどのくらいなの?
公費負担が3/4以上(使用料が必要な公共施設全体)
施設ができた当初から、一度も使用料を見直していない施設も…
・受益者って?
利益を受ける人。ここでは施設を使う人のことチュ~
・公費負担の方が多いニャ
公費負担には使わない人が納めた税金が含まれるチュ
▽バランスが大切!
◎公平性
・よく使うから負担は少ない方が良いニャ~
・使わない人のことも考えないといけないチュ
使う人と使わない人に不公平が生じないよう、受益者と公費の負担のバランスをとることが重要です。
▽未来に向けて
施設を適正に維持・保全できるよう、施設の機能に応じた受益者負担の割合を整理することが必要です。
市は公平性・透明性の観点から「受益者負担の基本的な考え」を策定します。
・施設を残してほしいニャ
・施設を支えるためにある程度使う人の負担も必要だチュ
▽使用料の決め方は?
・負担割合って?
・受益者と公費の負担のバランスでチュ
▽どのくらいのバランス?
施設やサービスの必需性と市場性を基に判断します。
必需性=市が提供する必要性の程度
市場性=民間事業者が提供できる収益性の程度
施設の機能に注目して下の表で分類するチュ~
◎公費と受益者の負担の割合
▽コスト削減・利用率向上も!
負担割合の見直しだけでなく、効率的・効果的な運営に向けて取り組みます。
公民連携なども取り入れ、便利で魅力的な施設を目指します。
▽大幅に使用料が上がると使えなくなってしまう…
使用料の改定率に上限を設け、一定以上は上がらないようにする「激変緩和措置」により、大幅に上昇しないよう配慮します。
問い合わせ:公共施設マネジメント推進課
【電話】559-5113【FAX】559-1254
■パブリックコメント [募集期間]12月1日~7年1月6日
今回お伝えした施設使用料をはじめ、手数料なども含めた「受益者負担の基本的な考え(案)」について、市民の皆さんからの意見を募集します。
意見提出:次の(1)(2)のいずれか(口頭不可)
(1)電子申請フォーム市HP(右記2次元コード)からアクセス
(2)意見書(任意様式)住所・名前・連絡先・意見内容を、eメール(【メール】shisetsu_manage@city.sanda.lg.jp)、郵送、ファクス、窓口のいずれかで
案の閲覧:
(1)市HP「意見募集(パブリックコメント)」に掲載(本紙掲載2次元コード)
(2)下記窓口、市内公共施設などに設置
提出・問い合わせ:公共施設マネジメント推進課
〒669-1595 三輪2-1-1 市役所本庁舎3階
【電話】559-5113【FAX】559-1254
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