■未来の私につながる知識セルフチェクで気づきの一歩 あなたは大丈夫?歯や口の衰えが始まっていませんか?
「かたいものが食べにくくなった」「むせることがある」などの口の不調はありませんか?そのささいな不調は、もしかするとオーラルフレイルかもしれません。オーラルフレイルは、お口のささいな衰えや食の偏りなどを含んだ口の中の虚弱のことをいいます。放置すると低栄養状態となり、体重減少や筋力低下など全身の機能低下につながるため、オーラルフレイルに早く気づき、予防や改善に取り組むことが重要です。
健常(心や体に不調がない)
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オーラルフレイル
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フレイル
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要介護状態
▽保健師が解説!オーラルフレイルを予防するには
(1)口の中を清潔に保つ
口の中の衛生状態が悪いと、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。進行すると大切な歯を失うことにつながり「食べる」「話す」といったことが難しくなります。
予防策:
・歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシで適切なケアを行う。
・かかりつけ歯科医を持ち、1年に1回以上歯科健診を受ける。
(2)口腔(こうくう)機能の維持・向上
口腔機能とは、「噛(か)む」「飲み込む」だけでなく、「しゃべる」「笑う」といったコミュニケーションを担う機能も含まれています。
予防策:
・くちびるや舌など、口周りの筋肉を衰えさせないように「ぶくぶくうがい」「がらがらうがい」などを自宅で取り組む。
・口腔機能の衰えが気になる人は、市主催「お口の筋力アップ教室」などを受講する。
▽セルフチェックで予防へ
出所:公益社団法人 日本歯科医師会
※歯を失った場合は、義歯を適切に使い堅いものを食べることができるように治療することが大切です。
◎合計の点数でチェック!
0~2点:オーラルフレイルの危険性は低い
3点:オーラルフレイルの危険性あり
4点以上:オーラルフレイルの危険性が高い
▽オーラルフレイル予防に取り組む小野輝代(おのてるよ)さん
「歯を大切にしたい」という思いから、85歳のとき「お口の筋力アップ教室」に参加。習った口の体操や早口言葉などを毎朝実践しています。いつまでもおいしく食事を食べ、友人や家族とのおしゃべりを楽しみたいから、コツコツとトレーニングを頑張ります!
問い合わせ:健康増進課
【電話】559-6155【FAX】559-5705
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