―学生×地域―
助けられる命を増やしたいいざというときのために学ぶ
■防災ジュニアリーダー
高松里菜(たかまつりな)さん 有馬高等学校2年生
有馬高校に通う3人で始めた三田駅前での「令和6年能登半島地震支援募金活動」。のちに、賛同した市内の高校生との共同募金活動に発展しました。「頑張ってね」「よろしくお願いします」と声をかけてもらうと、募金に託された人の想いを届けるんだと感じ、気が引き締まりました。
私たち3人は、防災に関心がある兵庫県の高校生が集まる組織「防災ジュニアリーダー」に所属しています。主な活動は、県内のメンバーが集まる会での研究発表や三田小学校で防災の授業などを行っています。活動の魅力は、なんといっても「防災の知識が増えて、深まること」。いざというときに自分だけでなく、家族や友達の命を救える選択肢を持てると思い、学んでいます。
日頃は別の高校に通うみんなと「能登の人のために」という同じ想いを持って街頭に立つことで絆を感じ、心があたたかく―小さな一歩でも、人と人が寄り添うことで、三田の防災力を高めていけたらうれしいですね。
■「自助、共助」を共に考える
学生の活動を応援する大人 大西飛勇吾(おおにしひゅうご)さん(市危機管理課)
高校生が防災活動に取り組んでくれることで、市政情報に関心が低い若者世代から幅広い世代へとつながります。私もそうですが、阪神・淡路大震災を経験していない世代だからこそ、日頃から「自分の備え」を想像することが大切です。地域が取り組む防災マップ作りなどに、若い世代の想像力を生かしてほしいです。
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