■「元気な三田」への再始動
三田市長 田村克也
今月号では、令和6年度予算の概要や施策から本市が進めるまちづくりをお伝えしています。想像以上に厳しい財政状況でしたが、安定的な市民生活の維持と先送りできない課題対策を最優先に盛り込みました。特に、物価上昇による学校給食費の値上げ相当分を公費負担することや1月から始めた高校生などへの通院医療費助成を継続するなど子育ての支援策に注力しました。
私のまちづくりへの思いは、新たなまちの可能性を創出し、将来にわたり「元気な三田」を創り上げることです。そうした中、「市民目線・市民本位」の市政運営を推進するため、市民の皆さんの声を聴くことが大切であるといつも発信しています。これまで「市長への手紙」や「地域医療市民会議」など、さまざまな方法を実施してきましたが、さらに今年度も進めていきます。例えば、タウンミーティング「こんにちは!市長です」を年8回程度開催し、まずは子育て世代の皆さんの声を聴きたいと考えております。また、現市民病院跡地活用についても、意見交換会を4回開催してまいりますので、ご参加のほどよろしくお願いします。
新たなまちの魅力創出には、公民連携を横断的、戦略的に推し進めることも必要不可欠であると考え、5月から新たに「公民連携推進プロデューサー」を民間登用します。さまざまな専門知識、技術、人材、資金など、多様な資源を持つ民間事業者や大学などと積極的に連携することで、問題解決やサービス提供を目指します。ふるさと納税の新たな返礼品の創出もその一環であり、歳入増加など効果も期待できます。
そして、4月から組織改正を行い、決定の迅速化などスピード感を持って取り組める庁内体制に変えました。行政全体がワンチームとなり、「元気な三田」という目標に向かって、職員が夢を語れるまちづくりに取り組みます。
■Mayor’s Photo Diary
3月29日:関西学院大学の学生団体「三田活性化隊」と講義受講生から政策提言を受け、意見交換しました
4月6日:兵庫ブレイバーズの本拠地開幕戦で始球式。試合はブレイバーズが勝利!(神姫バスキッピースタジアム)
4月8日:JICA(ジャイカ)海外協力隊として2年間アフリカのルワンダで水の供給に関する任務にあたる迫大輝(さこだいき)さんを激励
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