【TOPICS_03】
■両校の再編統合については、地域協議会から「最終まとめ」※をいただき、令和4年3月の総合教育会議で正式決定しました。新設する中学校は市内で最も広い校区となり、通学の安全性や利便性の確保を前提に土地の現況や土地利用の法的条件などについて比較、検討するなど、候補地の選定を慎重に進めています。現在、候補地の決定に向け、関係機関と協議などを行っているところですが、本年度から、さらに新しい学校の基本構想などの策定に取りかかるなど、再編統合に向けた取り組みを本格化していきます。
※…両校区の保護者や地域住民などで組織する地域協議会で、令和元年12月から3年12月までの間、協議を重ね「両校を統合し八景中学校区内に新設することに賛成する」ことを主旨とする意見がまとめられたもの
Q.どんなことに取り組むの?
A.本年度から、新設統合校の基本構想、基本計画などの策定や、用地の基礎調査などに取り組んでいきます。
生徒にとってより良い教育環境となるよう、対象校区の児童生徒や保護者、地域の皆さんにも、めざす学校像や必要な学校の機能などについて意見をお聴きし、まずは基本構想などを策定していきます。具体的な内容などは決定次第、改めてお伝えします。
Q.開校する場所や時期は?
A.八景中学校区内で計画し、候補地の決定に向け調整を進めています。
候補地は、地域協議会の「最終まとめ」を踏まえ、決定に向け調整中です。候補地の決定後、土地の取得に向けて取り組んでいきますが、取得が完了するまでに、一定の期間が必要です。土地の取得後さらに、造成・建築などの工事には、4~5年程度かかる見込みです。新設校の場所や開校の時期などについては、候補地の決定後、改めてお知らせします。
▽「最終まとめ」統合にあたって留意すべき事項
・両中学校の中間付近で、八景中学校の生徒が徒歩や自転車で通学できる場所
・生徒が徒歩・自転車・バスのいずれの方法でも安心して通学できる場所
Q.なぜ再編統合して新設するの?
A.両校の諸課題を解消し、教育環境を良くするためです。
▽両校が抱える課題
◎上野台中
全学級数:3クラス
生徒数:98人(5月1日現在)
生徒数が少ないことによる教育上の課題:
・多様な考え方に触れる機会が少ない
・多人数で行う学習など、さまざまな場面で選択肢が限られる
・クラス替えがなく、人間関係が限られ、固定化しやすい
・教員数が少なく、組織的な対応がしにくいなど
◎八景中
全学級数:15クラス
生徒数:522人(5月1日現在)
市の最南端に位置することなどによる学校運営上の課題:
・通学の安全確保
・国道から学校までの進入路が狭い急坂
・校舎とグラウンドが離れている など
↓
新設統合により
↓
▽小規模化に伴う教育上の課題の解消
生徒同士が「学び合い、高め合える」教育環境をつくることで、さまざまな教育上の効果が期待できます。
・学習活動や学校行事の幅が広がる
・集団の中で協力したり、互いに刺激を受け合い、高め合う経験ができる
・さまざまな考えに触れ、学習を深められる
・クラス替えにより人間関係が広がる
・教員数が増え、生徒を多面的に評価できる など
▽地理的・地形的な課題の解消
両校の生徒が安全に通学できる場所で、安心して学校生活を送ることができます。
問い合わせ:学校再編課
【電話】559-5558【FAX】563-1343
<この記事についてアンケートにご協力ください。>