市は、さまざまな分野で活躍された個人や団体に「三田市表彰(さつき賞)」「さんだチャレンジャーズアワード」を贈ります。
■三田市表彰「さつき賞」本年受賞された8人のご紹介
▽さつき賞とは
地域・福祉・産業・教育・文化の分野において、長年にわたりまちづくりや地域づくりに貢献された功績をたたえる、三田市で最高位の賞です。
〔自治功労〕武村欽司(たけむらきんじ)さん=屋敷町(やしきまち)=
平成26年から屋敷一区(三田地区)区長を務め、地域課題の解決などに尽力され、地域住民相互の連携強化や地域福祉の向上に多大な貢献をされました。
「疑問に思うことは変えていこう」と、組織の改革を行いました。屋敷一区では区長の役割が大きく、敬遠されがちで、成り手不足が課題でした。そこで業務分担を見直し、また、区長が兼任していた役職を、より適した人材が就任できるようにしました。地域の人たちにとってより良い組織をつくり、素晴らしい方に区長を引き継ぐことができたので、良かったと思います。
〔自治功労〕馬場基一(ばばもとかず)さん=三田町(さんだちょう)=
平成21年から通算11年の長きにわたり五番区(三田地区)区長を務め、住民のよりどころとして尽力され、住民の交流の促進や地区の伝統の継承などに多大な貢献をされました。
五番区は、区域が狭く世帯も少ないですが、歴史の重みある地区です。祖父の代から暮らすこの場所で、180年の伝統ある祭りばやしを聞いて育ちました。こうした歴史が、住民の中に地区を大切に思う気持ちや、互いに助け合えるつながりを培ってきました。区長として、先輩方から受け継いだ伝統や文化を大切に守り、次へ引き継ぐことができたことを幸せに思います。
〔福祉功労〕氏木義明(しきよしあき)さん=けやき台=
平成24年から10年にわたり、けやきクラブ会長を務めると共に、市老人クラブ連合会理事や地区協議会会長なども務められ、老人クラブの発展に大きく貢献されました。
けやき台に転入してすぐに老人クラブに誘ってもらい、次の年には会長になりました。ニュータウンでは、出会いやつながりは作らなけば得られません。地域にとって老人クラブは不可欠な存在です。「誰かがやらなければ」との思いでやってきましたが、常に力を貸してくれる人がいたからできたことです。振り返れば全てが楽しかった。続けてこられたことに感謝しています。
〔福祉功労〕八十川一三(やそかわかずみ)さん=富士(ふじ)が丘=
三田市身体障害者福祉協議会会長、三田市身体障害者相談員、三田市人権を考える会副会長など多くの役職を務め、障害者への理解や福祉の向上に大きく貢献されました。
20年以上にわたり続けられたのは、家族の支えがあってこそのことであり感謝しています。協議会は会員あっての組織です。「支え合い」を合言葉に、参加して良かったと思える組織にするため取り組んできました。障害の有無に関わらず誰もが住みよい三田をつくるため、全力を尽くしてきた日々は充実していました。これからも目標に向かい前進し続けていきたいです。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>