文字サイズ
自治体の皆さまへ

【特集】子どもたちに寄り添った多様な学び場を(2)

3/48

兵庫県三田市

■chapter03 一人一人に応じた学びの場を
不登校児童生徒などへの支援にあたっては、一人一人に応じた学びの場を保障することも大切です。市は教職員による支援に加え、「校内サポートルーム」を設置し「子どものサポーター」を配置するなど、支援の充実を図っています。その他、学校外の支援の場所として、「三田市あすなろ教室」を運営しています。

▽教育支援センター三田市あすなろ教室
【電話】559-1868
学校に登校しづらい児童生徒が通所し、個別学習や相談などを行います。市教育委員会が所管する施設で、通所した日は学校の出席として認定されます。通所申請は、在籍している学校へ相談してください。

◎指導主事 福井加寿子(ふくいかずこ)さん
・あすなろ教室はどんな場所ですか?
自分を見つめ直したり、元気を取り戻したりする場所です。「パワーをためる場所」とも言えます。
・あすなろ教室ではどのように過ごしますか?
あすなろ教室指導員などと、安心して過ごすことができます。自分で決めた課題に取り組んだり、定期的にスポーツ活動や体験活動などを行います。
・児童生徒があすなろ教室を利用するにあたって、どのようなことを大切にしていますか?
本人・家庭・学校と話し合って、利用方法を決めます。いつ、どこで、どんな支援を受けることが最善か考えます。

▽校内サポートルーム
学校には行けるけど自分の教室に入れない時や、少し気持ちを落ち着かせてリラックスしたいときに利用できる居場所として、各校に設置を進めています。児童生徒の個々のニーズや学校の実情に応じて、最も効果的な支援を目指し、場所や利用方法を決定します。

▽子どものサポーター
不登校傾向があったり、学校や教室に居づらさを感じる児童生徒に、教員とは異なる立場で関わる支援員です。教室や先生との橋渡し役となり、学習の補助や個別の相談に乗ることで不登校の早期対応や未然防止を目指しています。(中学校8校、小学校5校に配置)
・大路(おおじ)さん
来てくれるだけで「よく来たね」と声をかけています。一人一人が自分の目標に向け頑張っています。
・八木(やぎ)さん(左) 井本(いもと)さん(右)
他の人には言いにくいことでも相談できるなど、生徒たちに近い存在になれるように意識しています。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU