新統合病院の整備による急性期医療の充実にあわせ、その受け皿となる回復期医療への対応が必要となります。現在、市内の回復期病床は60床のみであり、現三田市民病院跡地を活用した回復期医療の確保が不可欠です。市は、これからも市民の皆さんが安心して医療を受けることのできる体制を構築するため、サウンディング調査や市民意見交換会、パブリックコメントでの意見も参考にしながら、跡地活用の方向性についての基本的な考え方を示す基本方針を策定しました。
■基本方針の概要
▽導入を想定する機能
・新統合病院の受け皿となる回復期医療機関
・内科・外科・整形外科などの外来診療
・市休日応急診療センター(移設)
・病児保育
・在宅医療の拠点
・介護施設
・子育て相談・交流
・子育て世代からシニアまで多世代に有益な機能
・周辺地域の魅力・価値向上につながる機能
▽事業構想
(1)一体的な跡地活用を前提とした公募
複合的な機能を導入することにより、機能の連携や相乗効果を生み、エリア全体の価値を高めるまちづくりの実現を目指します。
(2)土地・建物の取り扱いを柔軟に検討
敷地と既存建物の一括売却を基本としますが、事業計画が長期にわたることや建築コストの上昇などに配慮し、柔軟な対応を検討します。
(3)公募型プロポーザルによる事業者選定
跡地活用のコンセプトを実現するため、最も望ましい提案を行った事業者を選定し、協議したうえで契約します。
(4)事業者選定の公平性と透明性の確保
有識・学識者で構成する第三者機関「現三田市民病院跡地活用事業者公募選定委員会」を設置し、選定基準や事業者選定について審議します。
▽事業スケジュール(予定) ※変動の可能性あり
▽市民意見交換会・パブリックコメントの結果を公開しています
意見交換会とパブリックコメントでは、合わせて76人から86件の意見や質問をいただきました。意見・質問の詳しい内容と市の回答を、市HP(本紙掲載2次元コード)でご覧いただけます。
■現市民病院の指定管理者*が決定しました
6年6月市議会定例会において、社会福祉法人恩賜財団済生会支部兵庫県済生会を、三田市民病院の指定管理者とする指定議決を得ました。市民病院は8年4月1日から指定管理者による運営を開始します。
*指定管理者とは…地方自治法に基づき、公の施設の設置目的に沿った包括的な管理を委ねるために市が指定する法人その他の団体のこと
問い合わせ:地域医療推進課
【電話】565-8620【FAX】565-8633
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