■「こどもを核としたまちづくり」を本格化
三田市長 田村克也
暖かな日差しに日ごと春を感じられる季節になってきました。この春、新たな生活をスタートする皆さんの希望に満ち溢れた未来を祈念し、心よりエールを送ります。
さて、今月は皆さんが関心を持たれている「市民病院」「7年度予算」についてお話します。
まず、5年11月24日市議会本会議で申し上げたとおり、市民病院は現在地での急性期医療の継続は不可能です。今回策定した基本計画(4頁ページ参照)に沿って、神戸大学や済生会兵庫県病院との強固な連携体制により、12年度中の開院に向け着実に進めてまいります。整備費は倍増しますが、新病院は小児救急、脳神経外科治療、がん治療、心臓血管治療などに対応できる、つまり、子どもから高齢者まで医療を受けられる、素晴らしい病院に生まれ変わります。一層メリハリの利いた施策を展開していくことこそ、誇れるまち三田への唯一の道であると確信しています。その基盤となる財政構造を根本的に見直し、必ずやり遂げますのでご安心ください。
例えば「施設規模は縮小しても、サービスの質は充実する」というダウンサイジングの考え方による「公共施設の最適化」は、利用者である市民への行政サービスの向上とあわせ、長期的に財政へ好影響をもたらします。さらに、これまで先送りしてきた課題には、公民連携など視野や手法をさらに広げ、解決に取り組んできており、フラワータウン再生が好事例です。
7年度予算についても、このような考え方のもと財源確保に見通しを立て、公約であった「高校生までの医療費の完全無料化」や「中学校給食費の無料化」などの「6つの無料化」を含んだ「こどもを核としたまちづくり」を本格化させる予算案を編成し、議会に提案しました。予算内容は改めて広報誌でお伝えします。
■Mayor’s Photo Diary
2月1日:「第7回三田ビール検定合格者のつどい」で成績優秀者を表彰しました(まちづくり協働センター)
2月6日:短時間就労の仲介事業を行う株式会社タイミーと全国初のひとり親などの就労支援を行う連携協定を締結
2月8・15日:「市長と話そう、これからのフラワータウン」で住民の皆さんの疑問や意見を直接聴き、お答えしました
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