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財政収支見通し/未来への財政ロードマップ(骨子)~未来への一歩をこどもたちのために~

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兵庫県三田市

■財政収支見通し
新病院整備をはじめとした大規模投資事業や、その他の財政需要による影響を把握するため、現時点で見込む最新の状況を反映させ、7年度から16年度までの10年間の財政収支見通しを作成しました。
その結果、10年間で約93億円の収支不足が生じる見込みとなりました。また17年度以降、新病院整備にかかる財政負担がさらに増大します。
そこで、「三田市未来への財政ロードマップ(骨子)」を策定し、これらの課題を解決するための取組方針を定めました。

■未来への財政ロードマップ(骨子)~未来への一歩をこどもたちのために~
▽志向するまちの姿
1 このまちで子どもを産み、育てることができて良かったと思えるまち
2 子どもが、大人になってもこのまちなら学びや交流などを通じて成長できると思えるまち
3 子どもが、どんな状況にあっても、このまちなら生涯にわたって自分らしく生き生きと暮らすことができると思えるまち
4 子どもにとって、安全かつ安心して生活できるインフラ、家庭・地域・教育・自然環境が整っているまち

▽目指すもの
市では、子ども・若者の減少が続くことで市の活力が衰退するという危機感や、新病院整備などによる今後の財政負担の高まりが、財政の弾力性を低下させる懸念があります。こうしたまちの課題を皆で共有し、志向するまちの姿に向かって、共にまちづくりを進めることが大切です。

▽目標
(1)歳出を減少、歳入を増加させ、財政調整基金(使い道を限定しない貯金)を取り崩さずに収支の均衡を図ります。
(2)新病院整備にかかる財政負担に備え、新たに基金を設置し60億円を確保します。
▽期間
令和7年度から16年度まで(10年間)
▽主な取り組み項目(例示)
(1)歳入確保
ふるさと納税の強化、市有財産の売却や貸付、使用料や手数料の適正化など
(2)歳出の適正化
事務の見直し、総人件費の抑制、事業の最適化や選択と集中など
(3)中・長期の取り組みなど
公共施設の最適化(9頁(ページ)参照)、人口減少抑制対策、公民連携、基金積み立てなど
▽方針
(1)事業を厳選する
限られた財源を効果的に配分するため、財政収支の改善を優先しつつ「志向するまちの姿」を実現するための施策・事業を厳選して実施します。
(2)計画的に備える
新病院整備にかかる財政負担が特に大きくなる時期までに、その支払いの一部に充てるための資金を基金に積み立てるなど、計画的かつ着実に備えます。
(3)安定的な財源を確保する
人口減少抑制施策により歳入確保に積極的に取り組み、安定した財源確保を目指します。

7年度~9年度に具体的に取り組む「第1次実行計画(案)」については、改めて広報誌などでお知らせします。

財政に関する問い合わせ:財政課
【電話】559-5018【FAX】563-1366

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