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「特集」ジャンボ落花生 マメに生きる落花生の真実(2)

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兵庫県上郡町

■Interview 特産品を生み出したい
粒が大きく、甘くて美味しいのが特徴のジャンボ落花生。
上郡町の新たな特産品となりつつある「ジャンボ落花生」の取り組みについて、上郡町商工会の田中事務局長に話を伺いました。

▽新たな一歩を
始まりは、平成28年。上郡町商工会の会議で当時の商工会長からの「上郡町を盛り上げるため、新しい特産品を考えよう」の一言でした。
そこから、町民の方からアイデアを募集しようとなり、8月に新たな特産品となる農産物の一般公募を行いました。たくさんの応募の中から、プレゼンテーションなどを経て「栄養価が高い」「健康にも体にもいい」ということで決定したのが落花生です。普通の落花生ではなく、特色を持たそうということで、粒が大きなジャンボ落花生になりました。

▽生産者との連携
商工会は、農業をする団体ではないので、栽培は専門ではありません。そこで、JAの生産者部会に声をかけました。当時の部会長を含む、4名の方が「やってみよう」とおっしゃっていただき、試験的に1,000平方メートルからスタートしました。
平成29年に種子を購入し、試験栽培を始めました。初めての収穫の日、わかってはいたものの、掘り上げたときの落花生の大きさに驚きました。
新鮮なうちに、塩茹でし、試食。そのおいしさに感動しました。「絶対に特産品にするんだ」と、心に誓った瞬間でした。

▽落花生を加工し商品化
ジャンボ落花生は、その大きさが特徴の1つです。特産品としての品質や規格を統一するため、4cm以上の大きさのものを、上郡町産ジャンボ落花生として販売しています。そのため、多くの規格外の落花生が発生しています。
規格外となる落花生も無駄にしないように2次加工し、「スノーボールクッキー」と「甘納豆」をひがし蔵さんの協力を得て、商品化しました。昨年は、併せて約650個販売しました。
農産物を加工し商品化することで、農業と商業の連携が生まれ、よりよい取り組みになることを期待しています。

▽産地化を目指して
4名、1,000平方メートルから始めた取り組みも、現在は7名6,000平方メートルへと徐々にですが生産量が増えています。
まだまだ販路はあると感じています。もっと多くの方に栽培に携わっていただき、栽培面積と生産量を増やし、上郡町といえばジャンボ落花生と言われように産地化を目指したいと思います。
一緒に生産したい、興味があるという方はぜひ商工会【電話】52・3710まで、連絡お待ちしています。

■田中さんのおすすめレシピ(上郡落花生レシピ集より)
ピーナッツバター

▽材料
・上郡町産ジャンボ落花生(茹で)…250g
・無塩バター…30g
・三温糖…75g
★オリーブオイル…60cc
★はちみつ

▽つくりかた
(1)茹でた落花生は薄皮をむき、フードプロセッサーでペースト状にする。
(2)ボールに無塩バターをクリーム状にし、三温糖を加えよく溶かしてから★を加えてさらによく混ぜる。
(3)(1)を(2)に加えてよく練り混ぜてペースト状にする。

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