新年のごあいさつ

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■上郡町長　梅田修作
「すべての世代が愛着を持ち、住み続けられる町」をめざして
明けましておめでとうございます。
輝かしい新春を健やかにお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
日頃から町政に対し、ご理解とご協力を賜り、深く感謝申し上げます。

昨年上郡町では、5月からは町民の願いであった中学校給食を開始したほか、7月からは、こども医療費入院助成を高校3年生まで拡充しました。
10月及び12月には、コミュニティバス「愛のり号」の路線の延伸に加えて、高齢者割引、障害者割引、定期乗車券や、電子決済の導入をするなど、利便性向上を図りました。
また、4年ぶりに開催した、上郡町を代表するお祭りである「かみごおり川まつり」と「白旗城まつり」では、コロナ禍前を上回る賑わいを見せたことはうれしいニュースでした。

今年は、4月にこども家庭センターを健康福祉課内に開設し、相談窓口のワンストップ化による切れ目のない子育て支援に取り組むほか、上郡の農業の新たな魅力創出を目指して、今年上半期中のオーガニックビレッジ宣言を視野に、有機農業やスマート農業を推進し、町内産農産物を使用した食育の充実や販路拡大に取り組みます。
また、一般社団法人化した観光協会と連携して、郷土の偉人である赤松円心、大鳥圭介、その妻みちの新キャラクターを活用した町のPRや、新たな特産品開発支援などに取り組みます。

これらのほか、昨年に引き続いて、大学や企業との連携による持続可能な地域づくりや、町独自に実施している出産祝金支給などの手厚い子育て支援を始めとして、既存事業も充実を図り、若者世代に選ばれる魅力的なまちづくりに努めるとともに、移住や定住を考えておられる方に町の良さを知っていただけるように取り組んでまいります。

町民の皆様が不安に感じておられる産業廃棄物最終処分場の建設計画については、清流千種川に代表される類い希な自然環境を守るため、住民投票の結果や、町議会の反対宣言決議も踏まえて、引き続き県や近隣市町などの関係機関とも連携を密にしながら、適切に対応を図ってまいります。

本年も、様々な課題と向き合いながら、上郡町が、「すべての世代が愛着を持ち、住み続けられる町」となるよう全力で取り組んでまいりますので、今後ともご支援、ご協力をお願い申し上げます。
結びに、皆様にとりまして良い年となりますようご祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。

■上郡町議会議長　立花照弘
明けましておめでとうございます。
皆さま、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。平素は、議会運営・議会活動に対しまして深いご理解と、ご協力ご指導を賜り、心より御礼を申し上げます。
私は7月の臨時議会で議長に選出されましたが、多くの課題を抱える上郡町において、議会の役割は大きく将来にわたる方向性を決めることとなります。皆様の付託に応えるべく「初心忘るべからず」をモットーに何事にも積極的に取り組む所存ですので、更なるご理解を賜りますようお願いを申し上げます。
さて、新型コロナウイルス感染症もようやく終息に向かいそうですが、まだまだ油断はできませんし、インフルエンザ感染者も多発しています。十分に衛生対策を実施しながら日常生活を取り戻す必要があります。
また、国外に目を向けるとロシアのウクライナへの一方的な侵略とパレスチナ・イスラエルの紛争などで多くの市民や子どもの命が奪われています。今や、世界のどの地域で発生した事案も即座に茶の間で放映されます。戦場もリアルタイムで見ることができます。まるでテレビゲームを見ているようです。決して子どもたちに良い影響を与えるとは思えません。各地の紛争は私たちの生活、穀物の値上げや原油の価格にも大きく影響を与えるものであり、一日も早く停戦が実行され平和を取り戻すよう願うばかりです。
一方、上郡町においては、改善されているとは言えなかなか厳しい財政状況と少子高齢化・人口減少が続いています。出産・子育てに対する施策も強化しており、直ちに成果が表れるものではないものの、豊かな自然と人情味が溢れるこの町には素晴らしい生活環境があります。小学校・中学校・高等学校と運動会を見学しましたが、それぞれ児童・生徒たちが自主的に運営している姿を見ると、頼もしくもあり将来に希望が持てます。
町議会としては、各地域の課題や住民の意見を十分に聞きながら安心して住み続けられる上郡町を目指します。
本年も町議会に対して一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げるとともに、新年が皆様にとって幸せで健やかな年になりますようご祈念いたしまして新年のご挨拶とさせていただきます。

議会報告会を実施します
詳細は本紙16ページに掲載しています