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特集 早稲田大学人間科学学術院連携事業

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兵庫県上郡町

令和4年6月に町と連携協定を締結した早稲田大学人間科学学術院の教授、研究室の学生らが、今年度町と連携して実施した事業を紹介します。

■コミニュティバス(愛のり号)停留所に学生らがベンチを設置
立ち上がりやすさや、交流の場作りなど、利用者目線を重視して調整を施したベンチを、研究室の学生らが設計から組み立て、設置まで、フィールドワークの一環として行いました。
・4月23日(火)町内を実地調査
・7月9日(火)連合自治会役員、観光協会、商工会などへベンチ設置に向けたプレゼンテーションを実施
・9月30日(月)さとラボ周辺で組み立て開始
・10月1日(火)ベンチ組み立て完了!
・10月1日(火)各停留所にベンチを設置
(1)商工会前
(2)ハイツあゆみ前
(3)駅前観光案内所
(4)生涯学習支援センター

■早稲田大学人間科学学術院の教授らによる活動
町内の各所で早稲田大学人間科学学術院の教授が講演会などを実施しました。

▼9/26(木)障害者支援施設愛心園の避難訓練に調査参加
佐野友紀(さのとものり)教授
同園実施の避難訓練で、佐野教授は建築防災、避難バリアフリーの紀教授観点から視察調査を実施しました。
障害者支援施設では火災時に利用者の避難が困難になることから、職員が多数の利用者を誘導・介助しながら避難する実践的な訓練を行いました。訓練後、佐野教授は施設職員と振り返りの意見交換を行い、有意義な時間となりました。

▽佐野教授コメント
施設職員の方が入念に計画・準備した適切な避難・誘導計画でした。避難訓練当日もスタッフの方々の連携した素早い誘導により、利用者の方々は安全かつ速やかに避難できていました。

▼11/16(土)高齢者大学千種川学園講座で講演
大島千帆(おおしまちほ)准教授
専門分野:高齢者福祉、住環境 特に認知症のケア環境の研究を行っています
演題~認知症の人の暮らしを助ける住まいの工夫~
生涯学習支援センター大ホールで開催された講演会には高齢者大学の学生を含め105人が講演を聴きました。
将来増加していく認知症について基本的な知識や、認知症の人が住みやすいと感じる環境作りについて説明されました。
家の中の食器や部屋などをはっきりした色味で組み合わせたり、部屋の明るさを調整できるようにするなどの改善方法を解説され、認知症の人だけでなく、周囲の人も含めた過ごしやすい環境作りを進めて欲しいと話していました。

▽大島准教授コメント
認知症のための住まいの工夫は特別なものではなく、認知症ではない人の生活にも役立てる工夫があることを伝えたいと思い、お話させていただきました。

▼佐藤教授コメント
早稲田大学人間科学学術院 佐藤将之教授
昨年に続き、「地域活性化コーディネーター」を務めております。右ページにご紹介いただいたベンチづくりや、住民ワークショップの「未来セッション」、その開催地にもなっている大持の「さとラボ」を改修して、みなさんが利用しやすくできるように作業等を進めています。
今年に入ってさとラボでは、中高生の放課後の居場所や移住者カフェの会場にもなっているようですので、これまで築き上げてきたものを展開し、さらに上記の先生方らをお呼びしながら新しい事業も検討しています。さらなるご声援をお願いいたします。

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