新年のごあいさつ(2)

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■上郡町議会議長　澤田正治
明けましておめでとうございます。
皆さまには、お健やかに新年をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。また、町議会への深いご理解と、議会活動に対する温かいご支援・ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、国外では、ロシアとウクライナの戦争を契機に燃料・飼料費が高騰しています。地球温暖化により、農作物の収穫減少、食糧危機、壊滅的な嵐や豪雨・洪水、そして、干ばつや海面上昇による陸地の消失等多くの被害が出ています。
国内でも、夏の暑さによる健康被害、熱中症による死亡・救急搬送の増加、農作物の生育不良、海産物の不漁や産地の変化等が起こっています。
私たち町議会は、温暖化や気候変動の中でも、豊かな自然・環境を守ることが大切なことであり、飲料水や生活用水、田畑を潤す用水を守り、安全な農作物を作り続けて行かなければならないと思っています。生きる基となる一番大切なものを守る為に全力を注ぐ覚悟です。
これからの上郡町にとって、人口減少は、大きな課題です。人口が減少することによって、空き家・耕作放棄地が増え、農業や工場での働き手が不足し、やがて産業の低下がおこってくるのではと心配しています。こうした連鎖を解決するには、町行政や町議会だけでは無理であり、町民のみなさまにも活性化に参加・参画していただくことが必要だと実感しています。町行政・町議会と町民が一体となり、みんなで対処すれば、こうした難問も解決できる可能性がでてきます。どうかご協力をお願いいたします。
教育と文化を向上させ、人を育てることも大切です。高齢者も子育てに関わり、みんなで子どもを育てる。育てられた子どもが、やがて、高齢者に寄り添う。そんな町にしたいものです。
上郡町は、福祉の町を標榜してきました。町民一人一人を大切にする福祉の町をつくる。こうした町をつくるために、その先頭を歩むのは町議会であるという思いを持って、新しい年を迎えました。
町議会に対しまして、旧年にも増して、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、新しい年が、町民の皆さまにとりまして、最良の年となりますようご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。