■氷上高等学校女子バレー部の強さ4つの秘密を紹介
◆[氷上高等学校女子バレー部 強さの秘密1]県内屈指の高さとワールドクラスのプレー
・チーム1番の長身のキャプテン 木下結稀(ゆうき)さん(3年生)
・アジアU16女子バレー日本代表に選出 溝上愛那(みぞかみあいな)さん(1年生)
○バレーをはじめたきっかけ
小学校2年生の時に姉のバレーの練習について行ったのをきっかけに、私も始めるようになりました。
○プレーの特徴
細かい動きが得意ではありませんが、背の高さを生かした高い所から打つスパイクが私の特徴です。
○キャプテンから見たチームの特徴
攻撃力があるチームです。全体的に身長が高く、高さを生かしたプレーや真ん中から攻めるスタイルでプレーしています。このチームの強みは、学年に関係なく意見を言い合えるところです。練習やミーティングでも活発に意見交換でき、チーム力の強化に生かされています。
○春高バレーに向けて
春高バレーでは全員バレーでストレート勝ちし、ずっと言われてきた「女王・氷上」の名の通りになるよう頑張ります。
○日本代表としてプレーして感じたこと
氷上高校、日本代表チームともにセンターでプレーしています。中国でオーストラリア、イラン、マカオ、チャイニーズ台北、タイ、中国の6か国と対戦し、全試合に出場しました。国内では身長が高いところが長所でも、世界レベルでは珍しいことではなく、自身の攻撃のパターンをもっと増やす必要があると感じました。
○代表からチームに戻って
チームのいろんな攻撃に入るようにし、攻撃の幅を広げています。特に、相手を揺さぶるところを意識しながらプレーするようになりました。
○春高バレーに向けて
今年はインターハイや国体で全国の舞台を経験しました。こうした経験を生かしながら、春高バレーでは予選から圧倒的な強さを見せて、本戦出場の切符をとれるように頑張っていきたいです。
◆[氷上高等学校女子バレー部 強さの秘密2]受け継がれてきた伝統
練習前のコールだけはなかった!
氷上高等学校女子バレー部特有の伝統を紹介します
○水晶のネックレス
レギュラーの選手たちだけがつけることができる。歴代の選手の思いが詰まったお守り。
○試合の朝は白ご飯
試合当日の朝は白ご飯。寮母さんの考えた栄養価の高い食事こそ勝負飯。
○朝のウォーキング
毎朝5時台に起床し、歩いて寮の最寄りにある兵主(ひょうず)神社に選手全員で参拝。その後朝食をとって朝練へ。
○農場をランニング
足腰を鍛えるため、校内にある1周約1kmでアップダウンのある農場をランニング。
◆[氷上高等学校女子バレー部 強さの秘密3]チームで一番〇〇な人
県内外から集まった31人の中から、チームを支える個性的な選手を紹介します
○チーム1のジャンプ力の持ち主
・小林結(ゆい)さん(3年生)
最高打点は283cm!
○チーム1の声量でチームを牽引
・金子愛音(あのん)さん(3年生)
声出し練習の見本は私!
○チーム1の点取り屋
・西村心花(こはる)さん(2年生)
昨年の春高バレーでも得点を量産しました!
○チーム1の女子力を誇る
・小川桃雛(こひな)さん(3年生)
お菓子づくりが得意です!
○チーム1の遠くの出身
・石丸未都妃(みつき)さん(1年生)
方言がたまに出る岐阜県大垣市出身!
○チーム1のムードメーカー
・奥田菜月(なつき)さん(2年生)
チームのために!?小ボケを量産!
◆[氷上高等学校女子バレー部 強さの秘密4]お笑いの舞台で活躍する先輩からのエール
・吉本興業所属 お笑い芸人 さとゆりさん(平成25年氷上高等学校卒)
現役時代、朝5時頃には体育館へ行き、朝練の前に自主練をしていました。練習をたくさんこなすことで、春高の舞台では自信を持ってプレーし、チームも準優勝することができました。「試合で緊張しないために、自信を持てるまで練習をする」というこの経験は、芸人になった今でも、ネタ見せやライブなどへ挑む姿勢に生かされています。
毎日、休むことなく練習を頑張っているという努力は決して裏切らないです。選手の皆さんには大舞台でも自信を持って、試合を楽しんで欲しいです。
■「勝ちたいというより、勝たないといけない」
・川釣修嗣(しゅうじ)監督
チームの特徴は背の高い選手が多く、その高さを生かして相手の攻撃を封じ、攻め返すことで勝ち抜いてきている。春高に出るというのはどの高校の選手も一番大きな目標だと思いますし、私たちも成し遂げたいと思っています。
春高バレーには5年連続で出場しています。今年は勝ちたいというよりも勝たないといけないと思っている。東京体育館の春高バレーの舞台で、良い成績を残したいと思っています。そのために、まずは県内で負けないようにしっかりと準備して挑みたいです。
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