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【特集2】令和4年7月3日の大雨から「いざ」に備える防災を考える

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兵庫県丹波市

■観測史上2番目となる時間雨量
令和4年7月3日は、昼頃に突発的な大雨が降りました。アメダスの観測史上2番目となる時間雨量83.0mmの猛烈な雨が降り、3時間で138.5mmの総雨量を記録しました。このことにより、市内各所で道路の冠水が発生。土砂災害の危険性が高まったほか、河川が増水し、氾濫の危険性も高まりました。

○時間雨量
単位:mm/h

○気象情報

○くらしの安全課 梅垣耕平 防災係長
突発的な大雨の予測は非常に困難。気象情報や発生している現象から危険レベルを判断し、行動していくことが重要です。

◆防災担当職員が当時を振り返る出水期の雨の降り方は予測不可能
当日は、自治会の防災訓練に参加していました。朝早くから雨が降り、11時頃には雨足が強くなっていました。訓練を終えて片付けていると、「柏原川、警戒レベル4」という通知が届きました。大雨・洪水注意報は発表されていましたが、雨はそこまで強くなく、訓練後に柏原川の様子も確認していたため、何かの間違いだろうと話していたところ、一本の電話が入りました。
「家に水が入ってきそうです。どうしたらいいですか?」この一本の電話のあと「水路があふれそう」「今すぐ土のうを持ってきてほしい」など、通報の電話が鳴り止みませんでした。雨が強くなり始めてから10分という、あっという間の出来事でした。
今回のように出水期の雨の降り方は全く予測不可能です。たった1時間の大雨で浸水に至ることもあります。日頃から浸水しそうな箇所を確認し、土のうなど万全の準備を整えてください。
くらしの安全課 柴原洋平 主幹

■「いざ」というときの備えとしてマイ避難計画を作成しましょう!

◆マイ避難計画
災害の危険が迫っているときに、「いつ」、「どこに」、「どのように」避難するかをあらかじめ自分で確認し、「いざ」というときの避難行動に役立てるためのものです。

○必要なもの
丹波市防災マップまたはWeb版丹波市防災マップ

○作成手順
1.丹波市防災マップを見て、自宅や職場付近の洪水や土砂災害の危険度や避難所の場所を確認。
2.危険度を踏まえ、「いつ」、「どこに」、「どのように」避難するかをシートに記入。
3.作成した「マイ避難計画」は、冷蔵庫や玄関など目につきやすい場所に張り出し、災害に備えましょう。

◆災害情報の確認ツール
○ひょうご防災ネット(アプリ版)
気象情報や避難情報をプッシュ通知にてお知らせします。
※12外国語に対応し、マイ避難カードの作成、避難場所を地図で検索できます!

○防災行政無線(戸別受信機)
避難情報や避難所開設情報など、命を守るための情報を配信しています。

○丹波市河川カメラ
市内7ヶ所の河川映像を確認できます。

○丹波市気象情報サイト
市内17ヶ所の気象状況(降水量など)を確認できます。

問合せ:くらしの安全課(本庁舎内)
【電話】82-0250

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