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【特集】柏原中学校、山南中学校で開催 中学生と市長のふれあいトーク

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兵庫県丹波市

市内の中学生と市長が意見交換する「中学生と市長のふれあいトーク」を、12月20日に柏原中学校、12月21日に山南中学校で開催しました。
意見交換は、中学3年生が社会科の学習において地方自治について学ぶ中で、現在の丹波市の課題を捉え、解決策など考えたことをまとめて市長に発表し、意見を交わしました。主な提案・意見とそれに対する市長のコメントを紹介します。

■柏原中学校

◇「丹波市のホームページを分かりやすくして欲しい」
丹波市のホームページは記事などが集中し、他市と比べてもごちゃごちゃして見づらく使いにくいです。分かりやすく見やすいホームページにして欲しいです。
市長:市のホームページを見て、情報が多くて見にくいという意見もあれば、何でも情報が掲載されているので調べものをするのに便利だという意見もあります。現在、いろんな人にとって見やすく便利になるようにリニューアル作業を進めています。リニューアル後にもぜひ皆さんには若者の視点で見ていただき、ご意見をいただきたいです。

◇「電車やバスの本数を増やすなど交通網を発達させて欲しい」
丹波市は少子高齢化や過疎化が進み、電車やバスの本数も少ないです。交通網が発達し便利になることで若者が丹波市に残ったり、移住者も増えるほか、地域産業の発展にもつながると思います。ぜひ、電車やバスの本数を増やすなど、交通網を発達させて欲しいです。
市長:JR福知山線の複線化に向けては近隣の市とも協力しながら要望をしています。また、国道175号線東播丹波道路の開通については直接、国土交通省の局長に要望を続けています。鉄道に関しては乗客数が減少しているため、まずは乗客数を増やす利用増進の取組を進めているところです。一方、路線バスについては一時、年間4万人まで落ち込んでいてた乗客数が現在は12万人まで回復しました。これらの公共交通機関を皆さんが乗車することは路線や便を増やすことにつながります。皆さんもぜひ利用してください。

◇「人口を増やすために大企業を丹波市に誘致して欲しい」
毎年、若者が進学や就職を理由に市外へ流出しています。市内に大企業があれば、その企業への就職をめざして若者がやってくると思います。市内で余っている土地などを利用し、大企業を誘致して欲しいです。
市長:先日、春日地域にある土地を工場用地として売りに出しましたが、手を上げた企業はゼロでした。応募がなかった理由は丹波市には土地があっても働く人がいないからということでした。令和4年に丹波市に移住してきた人と出て行った人を差し引きすると、全体ではプラス2となりました。これは丹波市になってから初めての出来事です。今後も進学などで一度都会に出た皆さんがまた帰ってきたくなるようなまちづくりと働く場所の整備についてうまくバランスをとりながら丹波市を発展させていきたいです。

■山南中学校

◇「丹波市の自然を活用した施設を設置して欲しい」
丹波市の面積は県内5位となる土地があり、広大な自然に囲まれています。こうした環境を活用し、自然の中で身体を動かして遊ぶことのできる施設を作って欲しいです。観光業を中心とした地域振興や人口増加のきっかけになると思います。
市長:皆さんは丹波少年自然の家に行ったことがあるでしょうか。この施設は、丹波市が4月から引き継ぎ、民間の力を活用しながら新たに宿泊や遊ぶことのできる、まさに皆さんが提案してくれたような施設にしたいと思っています。ずっと来客が続くような魅力的な施設にするにはどうしたらいいか、また皆さんの意見も聞かせてください。

◇「バスや電車を地域ならではのデザインにし、市外にも走らせてPRしてほしい」
地域に関わるものがデザインされた電車などが走り、たくさんの人の目にとまるのは私たちにとっても誇りです。ちーたんがラッピングされたバスが市内を走っていますが、区間や本数が少ないです。市外へのPRのためにはこうしたラッピングバスや電車を増やし市外にも走らせて欲しいです。
市長:ラッピング電車についてはかつてJR福知山線の車両に明智光秀や赤井(荻野)直正などをデザインした電車を走らせたことがあります。ちーたんがデザインされたバスについては予算の都合上たくさん増やすことは難しいですが、市外を走るバスにラッピングしてPRをするのは面白いなと思いました。

◇「空き家を利用したこども食堂を作ってはどうか」
市内では空き家が増えています。地域で子どもを育てる「こども食堂」を空き家を利用して行うことで、子どもの貧困と向き合うことや維持管理の課題が解決できると思います。
市長:先日、沼貫のこども食堂に行きましたが、公民館でされていました。維持管理の都合上、公民館と違って空き家でこども食堂をすることは難しいですが、視点は素晴らしいと感じました。

◇「丹波市の観光PRにキッチンカーを利用し、SNSで発信してはどうか」
市内で人がたくさん集まる場所に市の特産物を販売するキッチンカーを配置し、SNSなどを使ってPRを行い、丹波市を知ってもらう企画をして欲しい。
市長:毎日ではありませんが、駅前や道の駅などでキッチンカーを集めたイベントを実施し、SNSなどでもPRをしていますが、まだまだ集客に課題を抱えているのが現状です。どういう企画やどういうSNSの発信をすれば良いか皆さんも一緒に考え、ご意見をいただきたいです。

掲載の提案意見や回答内容は、紙面の都合により、一部を抜粋して掲載しています。そのほかの提案意見や回答などについては、市のホームページから確認できます。

問合せ:総合政策課(本庁舎内)
【電話】82-0916

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