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自治体の皆さまへ

【特集1】第2期林市政スタート/議会新体制スタート(1)

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兵庫県丹波市

■第2期林市政 スタート
市発足後6回目となる丹波市長選挙を令和6年11月17日に実施し、前市長の林時彦氏が再選を果たしました。任期は、令和10年12月4日までの4年間です。

◆子どもたちに誇りを持って「帰ってこいよ」と言えるまちの実現に向けて
・丹波市長 林 時彦
昭和29年生まれ。春日町野上野。元建設会社代表。元丹波市議会議員(平成20年から3期連続、平成30年からは議長)。令和2年12月、第3代丹波市長に就任。無所属。好きな言葉は「誠実」。

私は、市民の皆さまから2期目のご信任を賜り、引き続き市政運営を担うこととなりました。改めて、4年前に多くの市民の皆さまから寄せられた期待の大きさと責任の重さに、身の引き締まる思いであったことが、鮮明に蘇(よみがえ)ります。それは今も変わらず、愛するふるさと丹波市のリーダーとして、今後4年間の「かじ取り」を担う決意を新たにするとともに、丹波市を良くしていくため、選挙でいただいた様々な声を胸に、強い気持ちを持って市政を前に進めてまいる所存です。

○市政運営の柱
私が取り組んでまいりました1期目の実績と経験を2期目の市政運営の推進力に変え、市民の皆さまの期待と信頼に応えられるよう、市政運営の柱となる考え方は、次の3点に集約されます。
まず1点目は、「市民第一」であります。市民のだれもが住み良いまちづくりを進めるために、市民の皆さまの声を聴き、寄り添い、結論を得て、ともに前に進む。この考え方を市政運営の基本として、すべての市民が住み続けたい、住んで良かったと思えるまちづくりを進めてまいります。
2点目は、「実行していく市役所」であります。1期目の4年間、職員との一体感を大切に考え、常に市長室のドアを開け、風通しの良い組織風土づくりに取り組みました。2期目は、この市役所組織の能力をいかんなく発揮し、行政のプロフェッショナルである職員と「市民第一」を共有しながら、着実に成果が得られるよう、地域や行政における課題の解決に努めてまいります。
3点目は、第3次丹波市総合計画に掲げた「まちの姿の実現」です。まちづくりにおける最上位計画である第3次丹波市総合計画は、市民の皆さまとともにつくりあげる計画として、丹波市の将来を担う子どもから大人まで、多くの方に関わっていただきながら、9月の市議会において議決をいただきました。令和7年度からはじまるこの第3次丹波市総合計画が示すまちの将来像「まなびときめく丹(まごころ)の里~しあわせ輝くみんなの未来へ~」は、丹波市に関わるすべての皆さまの願いそのものであり、その実現への歩みは、市民一人ひとりの「しあわせ」の実感につながるものと確信しております。
そのため、各分野別計画の策定や予算編成において、活発な議論を行い、女性や若者の活躍支援、オーガニックビレッジやゼロカーボンシティの実現、地場産業に対する支援、身近な健康づくり、快適で便利な行政窓口への改革など、それぞれの分野で市民一人ひとりに「しあわせ」を実感いただけるよう、果敢に実行してまいります。

○丹(まごころ)の里創生に向けて
今、日本国内では、人口減少や少子高齢化が急速に進行しており、丹波市におきましても、人口減少は避けられるものではなく、若者、特に女性の流出が大きな課題となっています。
このような状況にあっても、丹波市に住む価値や魅力を向上させることで、多様な人材を呼び込み、交流やにぎわいを創出し、地域活力を維持・向上させていく必要があります。その取組こそが、女性や若者に選ばれる住み良いまちをつくり、人口構成の若返りや人口減少スピードの緩和、ひいては、人口が減っていく中においても活力ある持続可能なまちにつながっていくものでございます。
そのためにも、「市民第一」の考えのもと、市民の皆さまに寄り添いながら、年代に応じたきめ細やかな支援を直接届けてまいります。このような取組は、多様性の時代の、多様な暮らしを実現し、だれもが自分らしく暮らせるまちづくりへの投資でもあります。

○むすびに
私の考える丹波市のよいところは、地域コミュニティの希薄化が叫ばれる現代社会にあっても、「おかえり」「ただいま」の言葉で、お互いの心が通い合うまちであることです。このことは、丹波市における日常の営みであり、原風景です。このような暮らしを守り、育むことが私の目標であり、使命であります。これらは決して私一人の力で実現できるものではなく、まちづくりの歩みを進めていくためには、市民や市議会議員の皆さまのご理解とご協力が必要不可欠でございます。
これまで多くの方が築き上げてこられた丹波市を守りつつ、今を生きる私たちの世代が、誇りをもって子や孫たちの世代につないでいけるよう、まちの魅力をなお一層磨きあげ、住み良い丹波市の実現に向けて、「オール丹波市」で取り組まなければなりません。
子どもから大人まで丹波市で暮らす、すべての人が、「このまちに生まれて良かった」「住んで良かった」と感じ、丹波市に関わるすべての人に、「帰ってこいよ!丹波市へ」「みんなおいでよ!丹波市へ」と言いたくなるような、「しあわせ」を実感できるふるさと丹波市の実現に向け、大胆でありながらも市民に寄り添ったきめ細やかな市政運営に取り組んでまいります。

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