■愛称は「よりそい」
「心配や不安な時、相談者の気持ちを大切に、同じ方向を向いて寄り添った支援を行う」という思いが込められています。
高齢者や障がい者の権利擁護に関する総合的な相談窓口として、丹波市権利擁護支援センター「よりそい」を4月1日に開設しました。
認知症や障がいなどの理由で、自分の思いや考えをうまく伝えられず不安が大きくなったり、困りごとが解決できない場合があります。「よりそい」は、本人の思いを大切にしながら、不安の解消や困りごとの解決に向けていっしょに考えていきます。秘密は厳守、相談は無料です。ひとりで抱え込まずに、まずは専門員に話を聞かせてください。
また、福祉と法律の専門家による「権利擁護相談会」や、市民が成年後見人として活躍できるように学ぶ「市民後見人養成講座」なども開催します。
◇支援フォーラムを開催
「よりそい」の開設に先立ち、ハートフルかすがで開催した「権利擁護支援フォーラム」では、同センター設立準備委員会の上田晴はる男お委員長が、「誰もが自分らしく暮らすことについて考える」をテーマに講演。参加者らは、「支援する側のものさしを押し付けていないかを振り返ることができた」と話すなど、相談者本人と同じ目線に立つことや、本人の思いや意思を尊重することの大切さを再認識する機会になりました。
■こんな不安抱えていませんか?
・ひとり暮らしの親の家に見かけない人が出入りしていると聞き帰省すると、新品の浄水器が複数個置いてあった。だまされているのではないかと心配。
・入院時に成年後見制度をすすめられたが制度のことがよくわからない。
・自分に何かあったときに、障がいのある子どもの生活が心配。
・物忘れが多いと感じる事が増えた。
・福祉サービスを利用したいけど手続きがわからない。
・毎日のお金の管理がうまくできない。
◇そんなときは…丹波市権利擁護支援センター「よりそい」にご相談ください
【電話】0120-686-111(フリーダイヤル)
問合せ:社会福祉課(本庁第2庁舎)
【電話】88-5272
■私たち専門員が一人ひとりによりそっていっしょに考えます
※専門員は本紙をご確認ください。
物忘れや障がいがあっても大丈夫。だれもが安心して生活できるよう相談や支援を行います。
認知症高齢者や知的障がい、精神障がいのある方たちの総合相談窓口として、社会福祉課、介護保険課、障がい福祉課の3課がサービス事業所などの関係機関と連携し、サポートします。
■権利擁護支援推進協議会委員を募集します
権利擁護に関する課題や成年後見制度の利用促進に向けて、関係機関との連携体制を強化し、権利擁護支援の充実を図るため、学識経験者・支援関係者・市民で構成する「丹波市権利擁護支援推進協議会」を設置し、市民の皆さんの意見を反映させるため、公募委員を募集します
定員:2人以内
応募資格:次の(1)~(4)すべてに該当する人
(1)市内在住・在勤
(2)高齢者や障がい者の権利擁護支援について関心を持っている
(3)平日昼間の会議に年2回程度参加できる
(4)丹波市議会議員または丹波市役所職員でない
任期:委嘱の日から3年間
報奨金:日額7,000円
※半日3,500円
応募方法:市のホームページまたは市役所・各支所に設置の応募用紙に、「高齢者や障がい者が、自分らしく普通の暮らしができる地域づくりにおいて必要なこと」をテーマとした800字程度の作文を添えて社会福祉課へ提出
応募締切:6月7日(金)正午必着
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