■ラジコン式草刈機の実証実験について
令和6年5月28日に、青垣地域の遠阪自治協議会と佐治地域自治協議会へラジコン式草刈機の引き渡しを行いました。当日は、草刈機の操作方法等の説明を受け、実際に草刈りを行う様子も見学しました。草刈機は、購入価格が1台約300万円と高価なものですが、通常草刈りが困難な法面(のりめん)も十分に刈れるものであることを確認することができました。
青垣地域では、かねてから除草作業を地域課題とされており、地域の皆様で課題解決に向けて議論されてきました。今回の実証実験を実施した両地区でも、草刈りのお助け隊設置や、各地区でオペレーターを養成しての運用など、さまざまな取組をされているとお聞きしております。
市長室のホワイトボードに市政の課題を列記しているのですが、実は河川と道路の草刈りは、今後の丹波市の大きな課題として大書していたものなのです。少子高齢化の進行や地域の担い手不足により、道路や河川、遊休農地などの除草作業をこれまでどおり継続することが困難になっています。このままでは、この美しい故郷の景観を維持できなくなると危惧しています。市としましても、除草課題に真摯に取り組む地域と共に、良好な景観形成の維持や担い手不足、負担軽減等の課題解決に向けて、有効な方法を検討しているところです。
今回の取組が、持続可能な地域づくりの一翼を担い、両地区のみならず全市に展開されていくことを期待するところです。
丹波市長 林 時彦
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