7月20日から8月3日まで、第28回全国高等学校女子硬式野球選手権大会が開催されました。史上最多61チームが出場した今大会は、丹波市と淡路市で予選トーナメントが行われ、甲子園への切符をかけた熱戦が繰り広げられました。
8月3日に阪神甲子園球場で行われた決勝戦では、神戸弘陵学園高等学校(兵庫県)が花巻東高等学校(岩手県)を3対0で破り、全試合無失点、2年連続4度目の優勝を飾りました。
■FOCUS 「女子高校野球の聖地・丹波市」から2人が甲子園の舞台で活躍
◇副主将として優勝に貢献 神戸弘陵学園高等学校3年生 津田美波(みなみ)さん(春日中学校出身)
「今まで支えてくれた人にありがとうと伝えたい」
決めるしかないっていう思いを胸に、楽しみながら挑んだ最後の打席。練習していたバントがうまく決まり、得点につながって本当によかったです。この3年間を振り返ると、うまくいかないことの方が多かったけど、今大会はノーエラーで終えることができ、人間性も含めて大きく成長できたと思います。今まで支えてくれた家族や熱心に教えてくれた指導者に、ありがとうと伝えたいです。
◇応援団長としてチームを鼓舞 神戸弘陵学園高等学校2年生 角木夏音(なつね)さん(市島中学校出身)
「来年は私が応援される選手に」
一つひとつのプレーにしっかり声を出して応援することで、悪くなりかけた流れが変わるなど、応援の力を感じました。メンバーからも「応援が力になった。ありがとう」と言われ、チームをサポートできて本当によかったと思います。津田さんは誰からも応援されるあこがれの選手。来年は私が応援される選手として甲子園の舞台に立てるよう頑張ります。
●TOPICS1 今大会のオープニングを飾る!始球式に氷上ボーイズのバッテリーが登場
初戦の始球式には、丹波市の少年野球チーム「氷上ボーイズ」に所属する塩田希実(のぞみ)さん(青垣中2年)と友井涼桜(りお)さん(柏原中1年)のバッテリーが登場。直球ストライクで会場を盛り上げました。
●TOPICS2 男子より一足早く!決勝は阪神甲子園球場100周年の大舞台
試合の様子は、熱闘甲子園キャスターの古田敦也(あつや)さんの解説で全国放送されました。
●TOPICS3 武庫川女子大学健康・スポーツ学科 女性アスリートの視点で大会をサポート!
丹波市と包括連携協定を結んでいる武庫川女子大学は、試合会場に特設ブースを設置し、女性アスリート特有の健康問題について解説したポスターの掲示や選手のケアなど、スポーツ医科学の面から女性アスリートに寄り添ったサポートを行いました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>