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西はりま天文台だより

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兵庫県佐用町

◆第30回 いるか座を探そう
星座には、大きな星座もあれば、小さな星座もありますが、小さい星座の中には、一度見ると印象に残りやすい星座があります。
今回紹介する「いるか座」は、最も明るい星は四等星ですが、ひし形のそばにもう一つが集まった星の並び方が「確かにいるかのようだ」と思える特徴的な形をしており、一度見たら強く印象に残る星座の一つと言えるでしょう。近くに天の川があるので、ぴょんと跳ねて天の川から飛び出してきたようにも見えるかもしれません。日本でもひし形の並び方が目についたのか、兵庫県を含めてさまざまな場所で「ひしぼし」という名前で呼ばれていたことがわかっています。
いるか座は通常は秋の星座に入れられますが、夏の大三角形の近くにあるので、夏に観察しても良いでしょう。夏の大三角形は、8月半ばだと夜9時頃には真上近くにあります。いるか座は、その少し東側にあるので、月がなく、暗い星まで見える夜に探してみてください。

兵庫県立大学 西はりま天文台
准教授 石田俊人

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