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[特集]町に高校があるということ(4)

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兵庫県佐用町

◆第6章 現役佐用高校生が語る 私たちの学校の魅力
地域に根ざした伝統ある学びの場で、地元の自然や人とのふれあいから多くを学ぶ生徒たち。部活動や地域との交流を通じて、自分の可能性を広げ、未来への一歩を踏み出す彼らの視点から見た佐用高校の魅力とは―。

・生徒会長〈普通科2年〉
神原 緋弥喜(ひびき)さん(佐用町)

◇「塔陵祭(とうりょうさい)」が学校最大のイベント
佐用高校生らしさが最も表れるのは、6月に開催される文化祭「塔陵祭」です。特に、3年生が出演するステージは、各クラスが工夫を凝らし、音響や照明にもこだわった見応えあるもので、これまでの学校生活の青春が詰まった後輩たちの憧れの場となっています。普段は控えめな生徒も、この日ばかりは熱気にあふれ、一体となって盛り上がる特別な1日です。

◇「佐用高校に行きたい!」と思われる学校をめざして
佐用高校には町外から通学する生徒も多く、入学当初は不安もありましたが、すぐに仲間と打ち解けることができました。また、若い先生方が多く、私たちとの距離が近いため、相談がしやすく、一人ひとりに寄り添って丁寧にサポートしてくれます。こうした温かい環境のおかげで、どの学年やクラスも明るく、充実した日々を送ることができています。
現在、町外の高校に進学する友だちや後輩が多い状況ですが、佐用高校には他の高校に負けない魅力があると自信を持っています。私たちが全力で高校生活を楽しむ姿を見てもらい、「佐用高校に行きたい!」と思ってもらえるよう、これからも学校の魅力をさらに高めていきたいです。

◆(New Challenge)マナーアップ動画で鉄道への愛着を深める
現在、全校生徒の6割以上が利用する鉄道は、佐用高校生にとって欠かせない存在です。しかし、運転士や地域のみなさんから「乗車マナーが悪い」という声が寄せられることもあります。
そこで、生徒会では、乗車マナーの向上を通じて佐用高校生のイメージアップと鉄道への愛着を深める活動に取り組んでいます。駅舎の清掃に加え、昨年からはJRの協力を得て啓発動画の制作や車内アナウンスにも挑戦しました。まだ試行錯誤の段階ではありますが、これからも活動を続けていきます。

佐用で学び 佐用で育む ここが私たちの学び舎です

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