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西はりま 天文台だより

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兵庫県佐用町

◆第36回 春の星座「からす座」
星座には、大きな星座もあれば、小さな星座もあります。そして、小さい星座の中には、目立たないものもありますが、実際に星の並びを見ると印象に残りやすい星座もあります。春の星座のからす座は、三等星四つが長方形でも台形でもない特徴的な形を作っていて、印象に残りやすい星座の一つと言えるでしょう。
小さな星座の中には、後から星座のすきまに作られたものもあるのですが、からす座は星の並び方が印象深かったのか、古くからあった星座です。現在使われている星座の原型ができたころには、すでにからす座もありました。また、日本でも「よつぼし」や「のしぼし」といった名前がついていたことがわかっています。
からす座は、全天で最も大きな星座であるうみへび座の北側にある小型の星座の一つです。真南に見えるのは、4月の末で夜10時ごろで、高さは地平線から30度ぐらいです。晴れた夜に探してみてください。

兵庫県立大学 西はりま天文台
准教授 石田俊人

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