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自治体の皆さまへ

ま・ち・の・わ・だ・い 番外編

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兵庫県佐用町

◆4.2 世界自閉症啓発デー
青い光でつながる想い

◇想いが紡いだライトアップ
自閉症や発達障がいへの理解を深める「世界自閉症啓発デー」の4月2日、大いちょうが青色にライトアップされました。
企画したのは、佐用町出身の山﨑山(たかし)さん。自身の子どもの自閉症をきっかけに、姫路城を青くライトアップして自閉症への理解を深める「LIUB(ライト・イット・アップ・ブルー)姫路実行委員会」に参加しています。
世界中の歴史的建造物などをライトアップするこの活動ですが、山﨑さんは「身近にあるものが青く染まる方が、住民のみなさんの地域福祉への目が向くのでは」と、生まれ育った佐用町内での啓発を決意。短い準備期間でしたが、山﨑さんの幼馴染や地元自治会の協力があり実現できた取り組みに「昔から私たちに力を与えてくれている町のシンボルの大いちょうを青く染めることができることに胸が熱くなりました」と、人が紡いでくれたことへの感謝と喜びを話しました。

◇季節外れの いちょう公園のにぎわい
1人でも多くの人に来てもらいたいと考えていた山﨑さん。この取り組みに賛同した、観光大使の谷本賢一郎さんが「自閉症への理解を深めるために、少しでも力になれば」と、急きょ駆けつけて生歌を披露してくれました。
紅葉の時期以外では異例の100人を超える人が集まったいちょう公園。子どもも多く集まっている様子に、山﨑さんは「何で青色?自閉症って何?そんな気持ちを少しでも持ってくれればうれしい。谷本さんのおかげで楽しんでもらえたかな」と、青く染まる大いちょうを見上げながら目を細めました。

◇障がいへの理解ですべての人が幸せに
この活動以外にも、自閉症や発達障がいを持つ人たちへの支援を行っている山﨑さんは「大切なことは、周りの理解とサポートが必要」と話します。今回の取り組みを通じて、「少しでも自閉症や発達障がいのことを理解することで、障がいを持つ人が暮らしやすい町となる。きっとそれは、すべての人たちの幸せにつながることと信じています」と、これからもこの活動を続けていくことを誓いました。

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