◆9月は認知症月間
◇認知症の正しい知識と理解を
令和5年6月に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が成立しました。この法律は、認知症の人を含めたすべての人が尊厳を保持し、希望を持って暮らすことができる共生社会の推進を目的としています。また同法では誰もが認知症への関心や理解を深めるため、9月21日を「認知症の日」、9月を「認知症月間」と定めています。
認知症になったからといって全てを忘れたり、何もできなくなったりするわけではありません。抽象的な表現や事柄を理解することは難しくなるものの、周囲の人が具体的な問いかけや会話を心がけることで、コミュニケーションすることはできます。「忘れてしまうから」と本人の意向を無視して物事を進めてしまうと、周囲の人への不信感につながり、認知症状を悪化させてしまうことがあります。
特別視するのではなく、これまでと変わらず、でも少しの配慮を持って接しましょう。
問い合わせ:地域包括支援センター
【電話】82-2079
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