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特集2:市民課で書かない窓口進行中

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兵庫県加古川市

※この記事に関連したSDGs項目は、11番

さまざまな証明書の申請に多くの人が訪れる市民課の窓口。市民の皆さんの負担をなくし、サービス向上を目指して、新たな取り組みを進めています。その一つが、職員が聞き取りで申請書類を作る「書かない窓口」です。

■聞き取りながら一緒に作成
住民票や印鑑証明書などの証明書が必要なとき、まず証明書発行の申請を行います。従来は来庁者による申請書の記入が必要でしたが、2月からはシステムを使い職員が作成するようになりました。職員と対話をしながら申請書が作られるため、書き間違いや記入漏れがなくなり、証明書の発行がスムーズに行えます。

一部の証明書はICT(情報通信技術)を活用し、作成した申請書から自動で発行。待ち時間の短縮にもつながります。
市民課:馬場書記

■書かない窓口~来庁して証明書を受け取るまで~
[BEFORE]
1来庁
2申請書に記入
3職員が申請書内容・本人確認
4職員が申請書を発行
5受け取り・会計

申請書がたくさんあり、分かりづらい

証明書の種類分申請書が必要

不安なまま記入して提出

[AFTER]
1来庁
2職員が聞き取りをしながら、申請書をシステムで作成・本人確認
システムによる自動発行
3印刷された申請書を確認・署名
4受け取り・会計

申請書の記入が不要

複数の申請書が一度に作れる

不明点はその都度確認できる

■書かない窓口でできる手続きの例
・住民票
・印鑑証明書
・所得・課税証明書
・戸籍謄抄本
・身分証明書
・出産一時金の証明など

○利用者の声
どんな風に書いたら良いか分からない項目も、窓口で話をしながら進めてもらえます。子どもを抱っこしたり、あやしたりしながらでも申請することができました。

○職員の声
市民の皆さんに話を聞くことで何の証明書が必要かを明確にします。システムで作成した申請書は見やすく、証明書の内容審査もしやすくなりました。

■1つの窓口でさらにスムーズに
1つの窓口で複数の手続きができる書かないワンストップ窓口を転入に関する手続きで開始。順次拡大していきます。

例:自営業の家族(夫婦、子ども2人(小学2年生・3歳)、母(75歳)の5人)が転入する場合

[BEFORE]
4カ所の窓口で約10の手続きが必要
住民異動届、国民健康保険の加入、児童手当の認定請求、後期高齢医療保険の資格取得、医療費助成の申請、小学校の転入通知書の交付など…

[AFTER]
1カ所の窓口で手続きができる!※一部の手続きを除く。
市民課で申請や代行が可能に!

■スマートでやさしい窓口を目指して
今月から対象手続きが増え、「書かない窓口」が拡充します。市民課にある記載台もなくしますので、まずは窓口にお越しください。
また「書かないワンストップ窓口」は、転入以外のライフイベント(転居・転出・婚姻、出生、死亡)などの手続きにも対応できるように順次拡大していく予定です。システムを使い処理の効率化を図ることで、新しいサービスを提供する時間が生まれています。市民の皆さんに分かりやすく、やさしい窓口を目指して、これからもさまざまな取り組みを進めていきます。
市民課:樋口主事

問い合わせ:市民課
【電話】427-9077

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