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登校しづらい児童・生徒数が年々増加しています。理由や背景はそれぞれ違い、原因が明らかな場合もあれば、こども自身が、なぜ学校に行けないのか、行きたくないのかをうまく説明できない場合もあります。
こどもたちにとって身近な存在である学校。学校内で行われている、一人一人のニーズに合わせた支援を紹介します。
■市内小・中学校の不登校児童・生徒数
令和元年度:小学生83人 中学生294人 合計377人
令和2年度:小学生105人 中学生333人 合計438人
令和3年度:小学生166人 中学生414人 合計580人
令和4年度:小学生236人 中学生453人 合計689人
令和5年度:小学生279人 中学生455人 合計734人
※病気や経済的理由以外の理由で、登校しない・できないことで、1年間に30日以上学校を休んでいる児童・生徒の数。
■学校ではさまざまな人がサポートしています
◇校長
登校しづらい児童・生徒をサポートできるように学校全体をまとめます。支援体制をつくるリーダー。
◇スクールソーシャルワーカー
児童・生徒や家庭を社会的・福祉的な視点で見守ります。人と人をつなぐ、連携の専門家。
くわしくはこちら(※本紙参照)
◇養護教諭
けがや病気、ストレスや不安など心身両面の状況を把握します。一人一人の支援も考える、保健室の先生。
◇学級担任
児童・生徒や保護者と直接関わり、継続的にサポートします。こどもたちにとって一番身近な存在。
◇不登校担当教諭
個々の背景やニーズを把握し、校内のさまざまな立場の人と連携します。校内支援体制の調整役。
◇メンタルサポーター
一人一人のペースに合わせた細やかな支援や、心のサポートを通じて安心できる居場所を提供します。校内サポートルームの担任。
くわしくはこちら(※本紙参照)
◇スクールカウンセラー
児童・生徒の気持ちに寄り添いながら、教職員や保護者と連携して長期的な支援をします。心のケアの専門家。
■校内サポートルームってどんなところ?
教室に入りづらいこどもが過ごす場所です。すべての中学校と義務教育学校、9つの小学校にあり、順次整備予定です。
Q.誰でも利用できるの?
A.まずは学校の先生に相談してください。
利用までの流れや利用条件は、学校によって異なります。
Q.何時に行ってもいいの?
A.本人のペースで利用できます。
朝起きるのが難しい人、長く学校にいるのがしんどい人など、それぞれの事情に合わせて対応します。
Q.どんなことをして過ごしているの?
A.一人一人に応じた過ごし方をします。
自主学習や読書、工作や軽スポーツなど、利用人数などに合わせて柔軟に対応しています。
Q.先生はいるの?
A.メンタルサポーターがいます。
自主学習や活動などのサポート、困ったことへの相談に対応します。
問い合わせ:教育相談センター
【電話】421-5484
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