■やさしさのバトン
「バスが来ましたよ」という本をご存じでしょうか。令和4年6月に発行された絵本です。物語の主人公は、「網膜色素変性症」という難病で失明した山崎浩敬さん。山崎さんを10年以上もバス停でサポートし続けた地元の小学生との交流を描く実話です。
「バスが来ましたよ」と最初に声を掛けたのは、小学3年生のさきちゃん。目が見えない山崎さんにバスが来たことを知らせ、乗降の手伝いを始めます。さきちゃんの卒業後も妹やその友だちに引き継がれ、山崎さんが定年退職するまで続きました。ずっと受け継がれていった「やさしさのバトン」。このような思いやりが加古川市にも、日本全国にも広がっていけば素敵ですね。
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