■乳がん検診を受けましょう
多可赤十字病院 乳がん検診担当医師
西脇市立西脇病院 乳腺外科部長 三輪教子
2020年から続くコロナ下で、乳がん検診を含め、がん検診の受検率が下がり、進行した状態でがんと診断される患者さんが増えました。コロナ下でもがん検診は大切です。早期発見と進行してからの発見では、命のみではなく、医療費も変わってきます。
たとえば乳がんの場合、非浸潤がんという一番早期で見つかった場合と、進行してリンパ節転移がある状況で見つかった場合とでは、5倍以上医療費が異なっていたというデータがあります。町ぐるみ検診や人間ドックをぜひ受診ください。平日は忙しくて検診に行けない女性の皆さんは、ぜひジャパン・マンモグラフィ-サンデーで乳がん検診を受けてください。
また、検診で要精査となった場合や、しこりなど症状のある方、1日も早い受診をお待ちしています。
◆ジャパン・マンモグラフィーサンデー
日時:10月15日(日)午前9時~11時
場所:多可赤十字病院
※判定について、当日の結果説明はありません。
※平日の月~金曜日、午前9時~午後4時も実施しています。
【電話】32-3350(内線160)
◆乳がん患者会「はなみずきの会」
市立西脇病院では、2009年に北播磨初の乳がん患者会「はなみずきの会」を発足し、患者さんの不安の軽減とがん検診啓蒙目的に活動しています。治療を受けている病院を限定しないユニークな会です。
▽定例会(奇数月最後の土曜日 午後2時~4時)
乳がん患者さんとそのご家族を対象に、市立西脇病院講堂で行っています。お気軽にご参加ください。
■競輪補助事業を活用して「特殊浴槽」を更新しました
令和5年度公益財団法人JKA「競輪」補助事業を活用して、当院2階の特殊浴室に設置している「特殊浴槽」を更新しました。
最新の機器に更新したことにより、入院患者様へより安全で快適な入浴を提供することが可能となりました。詳しくは当院ホームページをご覧ください。
※9月号広報で、公益財団法人JKA「競輪」補助事業の表記に誤りがありましたので再掲載しています。
問合せ:多可赤十字病院
【電話】32-1223(代表)
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