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自治体の皆さまへ

特集「どうせ老いるなら」(2)

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兵庫県多可町

■心も体も元気がええやん
◆健康に近道はない!元気あっぷ広場人気上昇中
人は必ず老いるもの。
何もせずに身を任せるか、意識を変えて行動に移すかは自分次第です。
町では、各集落ごとに「元気あっぷ広場」の取り組みを進めています。
同じ時間に来て体操して帰るだけではなく、元気あっぷ広場に通うことで、地域の人との会話が増える、安否確認になる、定期的な体力測定で効果が見える、などたくさんのメリットがあります。

▽22集落24グループが活動中
・中区
東山・天田・高岸・中村町・坂本・森本中安田・東安田
・加美区
清水・大袋・豊部(2地区)・的場(2グループ)・西脇
・八千代区
坂本・横屋・下村・赤坂・俵田・中野間(川西)、下三原・中三原・上三原
・全体参加者 327人(うち、65歳以上が323人)

参加者の年齢別割合(R5.4現在)

「90歳以上の参加者が11人」

◆97歳でも毎週かかさず参加!
笹倉まつのさん(中安田)
「大正15年生まれの97歳です!」
ハキハキとした口調でにこっと笑う笹倉まつのさん。
受付を済ませると、集まった皆さんと挨拶を交わし、談笑します。
「おはよう、まつのさん。」
村の人たちがそばに寄って声をかけます。
中安田では、集落役員を中心に元気あっぷ広場に取り組んでおり、毎週大勢の人が集います。
「区長さんが声をかけてくれてね。行こうと決めました。みんなね、家にいて自分のことは自分でしている人が多いんです。そんな人たちに参加したら楽しいよ、とお誘いしているんです。」
実際に笹倉さんが声をかけ、通い始めた人もいるのだとか。
「毎回来ている人が、お休みだと心配になります。ここに来て若い人たちとお話しできるのが楽しみです。」
家族の理解と協力があって通えると話す笹倉さんですが、体操が始まると上着を脱いでTシャツ姿に!
「寝ていたり、動かなかったら楽だけど、それでは体がだんだん衰えます。人は動くようにできてるんやから、動かないとね。」
90歳まで「命の貯蓄体操」の指導者を務めていたという笹倉さんは、運動することの大切さを身をもって体験しています。
「こんないい場所があるんだから、みんなに来てほしい。」

◆10月5日 元気あっぷ広場交流会を開催しました
元気あっぷ広場に取り組んでいる集落の活動継続と、まだ実施されていない集落にも広がっていくことを目的に、交流会を開催しました。
交流会では、多可町の現状報告や集落からの活動報告、個人、団体への表彰などを行いました。

▽5年継続集落の表彰
5年間継続されている高岸・中村町集落を表彰しました(写真は高岸集落)。

▽中安田集落の活動報告
中安田は、1年間で高齢者の参加者の増加が多かった集落としても表彰されました。

※写真は、本紙をご覧ください。

問合先:地域包括支援センター
【電話】30-2525

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