多可町長 吉田 一四
■秋深まり、絆も深まる
秋が深まり、各地からの紅葉の便りが届く季節となりました。
その紅葉の季節に合わせて、生涯大学「多可学園」の学外研修が11月10日に行われました。
運営委員の皆さんが何度も検討を重ねて企画された「秋の京都嵐山鈴虫寺にて鈴虫説法とトロッコ列車」の旅には、95人の参加がありました。
私も、多可学園の学長という立場で、初めてこの学外研修に参加させていただきました。
当日の朝はあいにくの雨模様。京都までの道のりも、たたきつけるような雨が降り、これは大変な1日になると心配していました。
ところが、鈴虫寺の駐車場に着く頃には、ぴたりと雨が止み、約650mの道のりを、皆さんそろって元気に歩いて参拝することができました。
これほどの御利益はないと喜ばしい気持ちになりました。
鈴虫寺での説法で私が心に響いたのは、「楓葉経霜紅(楓の葉は霜を経て紅)」という言葉です。
妄想や執着から苦難が生じる。あるがままに受け入れる、という自戒の念を感じました。
嵐山での食事中は、また雨に降られましたが、トロッコ列車の駅までの道のりは雨が上がり、ゆっくりと移動できました。
本当に私たちの予定に合わせたような天気で、無事に予定どおりの時間に多可町に戻ってくることができました。
参加された皆さんには、それぞれに貴重な学外研修になったことと思います。
さて、道中の話の中で、多可学園は女性のメンバーがほとんどで、男性メンバーが少ないと聞きました。生涯学習まちづくりプラザの建設工事も着工しています。今後、男性の皆さんの生涯学習への参加が増えることを期待しています
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