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町長室からこんにちは

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兵庫県多可町

■多可町長 吉田一四
◇多可町産山田錦を使用した日本酒で今宵も乾杯!
新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが変更されたことにより、町内の各団体において、これまで控えていた総会行事が一斉に再開しています。
そんな中、中区・加美区・八千代区の3つの山田錦部会の総会に出席した際、コロナ禍で減産が続いていた山田錦の生産量に回復の兆しが見られることを深く喜ばれていました。
多可町の山田錦の生産は、この3部会とJAみのりとの連携による「村米制度」を活用して、品質確保と販売拡大に努力いただいています。
西脇市に新たな酒蔵ができたことから、多可町でも酒蔵の誘致を望む声があります。
しかし、日本酒の国内需要が減ってくる中で、酒蔵の誘致は容易なことではなく、その代わりとして「村米制度」の活用を図っていきます。
「村米制度」は、先ほどの3部会を中心に、地区の農家が特定の酒蔵と相互に友好な関係を作ることで、生産者と消費者の顔の見える繋がりを形成できる制度です。
農家にとっては、自分の作った山田錦が銘柄酒となることから、肥培管理や日常管理を通して優良品質の維持と生産量の確保の重要性の認識に繋がります。合わせて、農家同士が切磋琢磨しながら生産技術の向上や相互補完に努め、生産地の信頼が生まれます。
また、酒蔵にとっては、最高品質の兵庫県産山田錦を表示することで、銘柄酒の売り上げアップが期待でき、品質や収量が信頼できる酒米の確保が地域ぐるみで担保されることがメリットです。
この「村米制度」により、多可町産山田錦の買い上げ価格の向上が期待できます。村米を契約した酒蔵が、多可町の酒蔵と言っても過言ではありません。
ちなみに、中区は「福光屋(石川県)」と「日の丸醸造(秋田県)」「那波酒店(秋田県)」「鈴木酒造店(秋田県)」、八千代区は「桝田酒造店(富山県)」と長年のお付き合いです。また新たに、加美区で「秀鳳酒造場(山形県)」とのお付き合いも始まりました。
ぜひ、多可町の酒蔵のお酒としてお買い求めいただき、日本酒で乾杯!をお楽しみください。

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