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障がい担当からのお知らせ ふらっと

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兵庫県多可町

■インタビュー『視覚障がいのある人の生活』
視覚障がいのある人はどのように暮らされているのだろう?と思い、多可町在住の視覚障がいのあるAさんにお話を伺いました。
Aさんは、生まれつきではなく、途中から全盲になりました。
担当「見えない中で、どうして朝だと分かるのですか?」
Aさん「起きて家の外に出て、太陽の光はわからなくても、熱線というか、肌に刺す熱さで朝がわかります。それに、これがあれば時間は正確にわかります。」
Aさんが見せてくれたのは、携帯音声電波時計でした。ボタンを押すと「○時○分です」と音声で教えてくれます。
担当「どうして夜だと分かるのですか。」
Aさん「毎日午後9時~9時30分ぐらいに寝るようにしています。リズムよく暮らしていると、だんだん夜の時間がわかってきます。それと、これ。」
そういいながら、Aさんは、ボタン1つで正確な時間を教えてくれる音声電波置き時計を見せてくれました。
担当「普段の移動はどうしていますか?」
Aさん「1人のときは、白杖が頼りです。いろいろなことを感じながら集中して歩くので、ゆっくりになるし疲れます。溝や川の水の流れる音やおいしそうな匂いも情報です。ガイドヘルプを利用すると、歩く方向を導いてくれるので安心です。ペースも速くなり、いい運動になります。」
担当「こんな助けがあればありがたいと思うことはありますか?」
Aさん「自分の行きたい所へ案内していただくときに、店先までではなく玄関まで案内してもらえるとありがたいです。案外、玄関が分からないことがあるんです。」
担当「うれしいと思うことはありますか?」
Aさん「朗読ボランティアの皆さんが、広報たか、社協だより、新聞、議会だより、絵本などを朗読したCDを作ってくださるので、いろいろな情報を知ることができてうれしいです。」
私たちができることを、日々の生活の中で心がけて実行することが大切ですね。インタビューありがとうございました。

問合せ:
福祉課【電話】32-5120【FAX】30-2526
障がい者相談支援センター専用【電話】32-5180【FAX】30-2526

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