多可町長 吉田 一四
■防災の秋、そして芸術の秋
9月1日は防災の日、そして9月は台風シーズンです。山田錦などの水稲の実りの季節でもあり、無事な収穫を祈るばかりです。
さて、9月8日に、「多可町防災訓練」を実施しました。
今年の訓練は、今年1月の能登半島地震をはじめ、近年頻発する地震に備えるため、マグニチュード6.9相当の直下型地震に襲われたとの想定で、避難訓練や避難所設営訓練、そして職員の緊急対応訓練を中心に計画しました。
各集落においても、避難訓練に合わせて、防災学習や避難方法についての話し合いの場を設けて研修いただきました。大変暑い中、ご苦労さまでした。
また、6日には、多可町防衛協会の通常総会に出席しました。
防衛協会は、国土防衛の認識や、防衛防災意識の高揚を図り、自衛隊の諸行事に協力することで、地域づくりに自衛隊を役立てる活動をされています。
総会では、青野原駐屯地のトップである、栗田千寿一等陸佐駐屯地司令による講演があり、自衛隊の役割や、青野原駐屯地の活動、能登半島地震における災害救助活動などをお聞きしました。
多可町で災害が発生した場合は、栗田司令の下命により、リエゾンという調査隊が、出動要請に先んじて派遣いただくということで、大変心強く感じています。
そして、7日には、PACシーズン・オープニング・フェスティバルin多可町がベルディーホールで開催されました。
12年前の佐渡裕さんの本公演をベルディーホールで鑑賞してから、私は「山田錦の田んぼの世話をして、その足で佐渡さんのオーケストラが聴ける素晴らしい町多可町」と自慢話にしていました。
今回の多可町での3日間、子どもたちとの交流や、町内3カ所での出張ミニコンサートなどを通して、多可町を愛していただいていることを実感しました。これで、新たな自慢話がまた増えました。
関係者の皆さんに心からお礼申し上げます。
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