■統合中学校の開校に向けて 児童・生徒・教師が交流
多可町では、令和8年4月に、統合中学校「多可中学校」が開校します。
統合に向けて、子どもたちの「心のケア」は、とても重要です。3区の子どもたちが一緒に楽しく学校生活を送れるのか?新しい環境に順応できるのか?といった声を保護者の皆さんから多く寄せられています。
一日でも早く新しい環境に順応できるように、開校前から小・中学校での合同授業や交流行事を実施し、子どもたちが安心して統合中学校に通えるよう取り組みを継続します。
◆主な取り組み
▽環境体験教育(小学3年生)
令和6年度から5つの小学校を体験プログラムごとに2〜3校に分けて実施。一緒に学習に取り組み、班別に分かれて交流
▽自然学校(小学5年生)
令和5年度は加美区・八千代区が合同、令和6年度は、5つの小学校合同で実施
▽交流遠足(中学1年生)
3つの中学校の1年生が交流。
令和7年度は1・2年生を対象に合同野外活動を行う予定
▽生徒会活動(中学校)
3つの中学校の生徒会役員が、統合中学校に向けての生徒会づくりについて交流。今後は校則や新しい学校のルールを決めていく予定
■子どもたちが幸せに生きるための教育を
多可町教育長 越川昌信
学びに向かう子どもたちの目はいきいきと輝いています。子どもたちが、身の回りにどんな課題があって何が必要かを考えて自分たちで解決していける、そういう子どもたちを育てていきたいと思っています。
多可町では、「第3次多可町教育ビジョン」について、令和8年度策定に向け検討を進めています。
令和8年度は統合中学校開校の年でもあります。
激動する時代の中で、町の宝である子どもたちが、幸福を感じて成長できるように、そして学校、地域が元気になれるような取り組みをこれからも行っていきたいと考えています。
さらに、さまざまな原因から起こる子どもたちのストレスについて、発達段階に応じ、正しい知識と対処法を学ぶ「心の健康教育」にも力を入れています。
自分だけで悩んで何とかしようと思わず、あらゆる力を借りながら、みんなで力を合わせて、課題解決に向けて頑張っていく、そういう持続可能な社会を作っていきたいですし、そのための教育でありたいと思っています。
■未来につながる力ってどんな力だと思いますか?
「苦手なことができる力」
「やさしい力」
「全力でとりくむ力」
「仲良くする力」
「あきらめない力」
「戦争をしない力」
「ご飯を作る力」
「たまに怒る力」
「がんばる力」
「楽しむ力」
「聞く力」
「挑戦する力勇気」
「なんでも食べられる力」
「生きていく中で必要な力」
「掃除ができる力」
「正しい言葉遣いをする力」
■あなたをつくるのは「あなた」です
篠原先生の話を聞くとき、子どもたちは静かに、じっと先生の目を見る。
「将来のために、一生懸命になる、チャレンジする、努力する。それがすべて自分のレベルアップになります。」
先生が授業の最後に送った言葉に、子どもたちの背筋がピンと伸びる。
「では、終わりの挨拶をしましょう!日直さん!」子どもたちは立ち上がり、元気いっぱいに叫んだ。
■クイズの答え
(1)播州織の工場に勤めていた若い女性の口に合うように甘めの味になった
(2)1504歳(“いこーよ”多可町へ)
(3)平成25年
(4)先に染めた糸は、芯まで染料がいきわたるため、プリント生地と比べてほぼ色落ちしない
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