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ふれあい

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兵庫県多可町

■人権感覚をアップデート
昭和・平成の時代から移り変わり、令和も6年目を迎え、人権に対する意識も変化しています。
例えば、かつての日本では、喫煙が広く受け入れられ、バスや電車、飛行機の中にも灰皿があって、喫煙が許されていました。当時はこれが当然のように行われていたことで、周りに煙草の煙を嫌う人もいたはずですが、その人たちの意見や権利は十分に尊重されていなかったともいえます。時代背景によって人権の捉え方が異なっていた一例といえるでしょう。
また、近年になってLGBTQ+(性的少数者)に対する理解も進み、社会全体として受け入れる方向へと向かっています。偏見や差別の対象とされがちだった性の多様性に対して、今では理解が広がり、偏見を持つことは許されない時代になってきました。
とても高く厚い壁が少しずつ取り払われようとしています。
このように、人権意識は時代と共に進化しており、過去の価値観にとどまっていると、いつの間にか無意識のうちに差別する側に立ってしまうことさえでてきます。
時代が変われば、価値観や社会の常識も変わります。私たちは過去の考え方にとらわれず、すすんで人権の集いや住民学習会などに参加するなど、絶えず新しい情報を取り入れ、人権感覚を更新していく必要があります。
偏見や差別のない社会を目指すためには、一人一人が人権に対する感覚を磨き、より広い視野で他者を尊重する姿勢を持つことが重要です。時代に合わせて人権感覚を進化させることが求められているのです。

問合せ:人権啓発推進室
【電話】32-1389

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