■地域共生と17条憲法
聖徳太子の没後1400年(令和3年)には、ゆかりの寺院で盛大に法要が営まれました。
太子制定の17条の憲法第1条「和を以って貴しとなす」は有名ですが、第17条に「物事は独断で行なってはいけない。人々が話し合えば理にかなったやり方を見出すことができる」とあるのをご存じでしょうか。律令国家体制が確立されていない古代に熟議が説かれていたのです。今の時代にも当てはまる文言です。
地域共生ではこの一年、新たな地域コミュニティづくりの準備を進めてきました。本格的な運営開始は令和7年度以降ですが、その準備は来年度から始まります。その前段階の粗づくりのために、コークゼミ修了生を中心に大学生から70歳代まで多様な人が集まったチームが1月に発足しました。
子育て世代の参画を可能にするための託児も用意、会議も夜でなく昼間に設定、今までの「あたりまえ」を見直して臨みました。「こんな多世代が一堂に会するチームははじめて」、「若い人の意見を大事にしたい」との感想が寄せられました。
2月は西脇市の玉木新雌さんのトークライブでした。テーマは「あたりまえを疑え」。まちづくりにも通じるトークでした。3月末までの短いチームですが、ここから、個々から、コミュニティとコミュニケーションから、持続可能な地域づくりの一歩が始まりました。
問合先:総務課(地域共生社会づくり推進担当)
【電話】32-2382
<この記事についてアンケートにご協力ください。>