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自治体の皆さまへ

起立性調節障害って知ってますか?(3)

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兵庫県多可町

■知ってほしいサポートファイルのこと
サポートファイル活用者208人(令和6年1月時点)
▽支援をフル活用
珠一さんが中学2年生のとき、『サポートファイル』を作成しました。病院受診や高校進学も、サポートファイルがあることで、珠一さんの症状のことを学校側に理解してもらうことができ、学校生活を不安なく送ることができています。
「抱え込まずに頼ることが大事だと思います。相談してたくさん助けてもらって今があります。」
サポートファイルに救われた。そのためには、作成して終わりではなく、そのあとの関わり方が大切だとお母さんは話してくださいました。

▽切れ目のないサポート
サポートファイルは、お子さんの特徴や日常生活での関わり方、医療機関や相談機関での記録、学校・施設での支援計画などをファイルにつづったものです。
高校卒業までのお子さんであれば作成することができます。
学校園では、保護者、関連機関と連携を取りながら、支援計画を作成します。支援計画の作成方法や支援の在り方について教職員の研修会を行うなど、サポートファイルをしっかりと活かせる体制作りに取り組んでいます。

▽一歩踏み出して作成の相談を
多可町役場 学校教育課
指導主事 池田美樹
一人一人見た目が違うように、好きなことや選ぶ行動も違っていたり、子どもには様々な特徴があります。時には、生活していく上で自分自身や周囲の人を困らせてしまうこともあるかもしれません。そんな時は周囲の人のサポートや理解があると、困り感が軽減されて、のびのびと自分らしく成長していくことができるでしょう。
困り感を持つ子どもの特性を周囲が理解して、必要な支援を行っていくことが大切ですが、学齢期には1年ごとに担任の先生や関わる先生が変わります。進学時には通う学校も変わります。初対面の人に本人の特徴やそれまでの支援の内容など知ってほしいことを繰り返し伝えるのはとても大変なことですし、担任の先生に伝えることはできても、他の関わりのある先生一人一人に出会って伝えるのはとても難しいことでしょう。
サポートファイルはその子の特徴やそれまで受けてきた支援の内容、関わってきた機関などを記録して、進級・進学時に引き継いで、切れ目なく一貫した支援を行えるようにするためのものです。
発達についての課題や、学校園での生活にサポートの必要性を感じておられたら、ぜひ先生に相談してみてください。サポートファイルを作成するかどうかも含めて相談に乗ってもらうことができますよ。

学校園の生活を送る中で、なにかしら特別な支援を必要とする際には、サポートファイルの作成を考えていきます。

サポートファイル相談・問合先:
健康課【電話】32-5121
または通っている学校園までご相談ください。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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