キラリ☆輝く多可人-Vol.219-

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■女子サッカー全国大会でリベンジを目指す　笹倉吉乃さん(熊野部)
楽しんで乗り越える。
その先にある栄光に向かって。

絶対リベンジ!
神戸弘陵学園高等学校女子サッカー部に所属する笹倉吉乃さんは、昨年末に行われた第32回全日本高等学校女子サッカー選手権大会で、メンバー登録されたものの、ベンチ入りは叶わず、応援という形で大会に参加。チームは初戦で強豪校と対戦し、敗退という結果でした。
「次のインターハイと選手権に必ず出場して、絶対リベンジします!」
吉乃さんが本格的にサッカーを始めたのは中学1年生。小さい頃からボールを蹴って遊ぶのが好きだった吉乃さんは、当時の顧問の先生に勧められて加美中学校サッカー部に入部しました。
「女子は1人でした。男子の足の速さや、あたりの強さに勝てず、なかなかメンバー入りできませんでした。」
くやしい思いをしながらも、3年間努力を続けた吉乃さんは、高校でもサッカーを続けたいと、強豪校の神戸弘陵学園高校に進学しました。
「入部当初、他の部員はクラブチーム経験者ばかりで、知識や技術が全然違った。みんなができることが自分はできなくて、落ち込むことが多かったです。」
そんな状況でも、みんなとの差を埋めるために、とにかくがむしゃらに毎日残って自主練して、どんどん自信をつけて乗り越えてきました。
「今、やっと同じレベルになれたかなと思います。」
神戸弘陵学園高校女子サッカー部の松下昂佑監督は、吉乃さんをこう評価します。
「チームで一番成長した選手。叱られてもネガティブにならず、努力をし続けられることが彼女の強みです。どんな状況でも萎縮することなく、ダイナミックなプレーができる。今後は、大きなプレーと細かいプレーの両方を兼ね備えた選手になって欲しい。期待しています。」
今年2月に行われた令和5年度兵庫県高等学校新人大会では主力メンバーとして試合に出場し、見事優勝しました。
努力は伝わるよ。
頑張れ!サッカー少女!